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カテゴリ:読書/歴史系
新選組の副長助勤となり、のちに二番組長を兼任した新八は、
近藤勇らとともに池田屋へ斬り込んだ。 新選組随一の遣い手として幾多の戦闘に加わり、十三人の大幹部のうち、ただ一人生き残った。 北海道に渡り小樽に住んだ新八は、孫たちを相手に新選組の懐旧談を語り、 記録に綴る晩年を送るが、大正二年(一九一三)三月から、 『小樽新聞』記者の取材に応じて語った連載をまとめたのが本書である。 近藤勇や土方歳三らとの交友、池田屋の乱闘、血の粛清など、 幕末動乱の修羅場をくぐりぬけた者のみが知る生々しい証言が語られている。
永倉新八が晩年になって、 記者の取材に応じて語った新聞連載をまとめたもの。 幾分淡々とした文で、ちょっと読みづらいところもありましたが、 新撰組生き残りの本人が語ったものですから、これはとても貴重な資料ですよね。 なので、とても興味深く読みました(^ ^) とは言っても、新撰組については現在はたくさんの小説や資料が出てますからね~。 特に目新しいことは書かれてはなかったですケド。。 永倉が体験した史実等の記述がほとんどで、 永倉がどう思ったとか感じたとかは全くと言っていいほど語ってなかったので、 それはちょっと残念だったかもしれません。。 面白さから言えば、 やはり永倉が主役の池波正太郎さんの小説「幕末新選組」の方が面白く読めましたね ![]() (まあそれは小説だから…) しかし、新撰組は明治政府からいえばいわば朝敵。 生き残った永倉も、新撰組については、まわりに語りたくとも語れなかったはず。 でも、長生きして大正時代まで生きてくれたおかげで、 このような貴重な証言が後世に残ったのですから、これは素晴らしいことですよね! 新撰組ファンとしては、本当に有難い一冊です♪ 永倉さん、ありがとう~ ![]() あぁなんだかワタクシとっても京都に行きたくなってきました~☆ (って実は先週、神社仏閣めぐりで春爛漫の京都へ行ってきたばかりなんですけど) 次回京都へ行く際は、新撰組の史跡めぐりにしようかな(^o^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.04.02 18:21:40
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