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Taka335

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Taka335

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2004年07月02日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
昨日もゼミの論文発表会のために徹夜。
体力をがしがし削られている。

論文のトピックは、自動車業界の環境経営。
興味深いが、「好きなこと」ではない。
ただ、学ぶことはいくつもある。

例えばマツダの経営から学んだこと。

1、自分の得意にフォーカスせよ。
2、好調なときほどそれを意識せよ。
3、手を広げすぎたら、徹底した効率化を図り、修正せよ。


マツダはバブル期に、業績の好調をうけて、
自分達の得意なスポーツカー以外にも大幅に手を広げた。

いわゆるフルライン戦略。
低価格から高級車、スポーツカーからファミリーカーまで。
トヨタや日産と同じ戦略である。

ただ、トヨタとマツダでは規模が全く違う。
自らの丈に合った戦略ではなかった。

そのひずみは次第に現れてくる。
走行性能や技術力に定評があったマツダだが、
代わり映えのしない商品が量産される。

得意ではないところに幅を広げすぎたために、
自社の力が拡散してしまったのだ。

バブルは崩壊し、広げすぎたラインは、
負の遺産と化した。


93年、フォードへの身売りが決定した。
苦渋の決断であったであろう。

マツダは、不可能といわれた
ロータリーエンジンを世界で初めて開発した。
技術力ではフォードにも負けていない。
でも現状ではどうしようもない。


フォードから社長がやってきた。
工場の閉鎖、大量のリストラなど、
徹底した経営の合理化が行なわれた。

5ヵ年計画、2000年からのミレニアムプラン。
そうした中で、徐々に負債が減ってくる。


マツダの社員達は、もう一度自分達の
アイデンティティーは何かを考え直した。

その結果出てきたのが、「走り」だった。
「走り」に特化する。技術に特化する。
フルライン戦略はやめる。

販売も、自分の技術が生かせる、スポーツカー、
セダンなどに絞るという決断をした。

もう一度自分達の原点に戻るという決断だ。


93年から、9年の歳月がたった。
2002年5月起死回生の車が誕生した。
「アテンザ」は大ヒットのなった。

その後次々と発売された、
「デミオ」、「RX-8」、「アクセラ」
どれもヒット商品となり、
その技術力が認められ、
世界で129の賞を受けた。

技術のマツダの復活である。


強みに特化すること。
そしてそれを、好調なときほど意識すること。
その大切さを考えさせられた。

うまくいっているときこそ、
大きな落とし穴がそこに開いている。

衰退の入り口である。

そこにもし入り込んだとしても
抜け出せる強さを持ちたいものだ。

徹底した合理化。
マツダは営業利益の黒字化に6年かかった。

会社という巨大な組織の、複雑に入り組んだ
問題をときほぐしながら解決してゆく。

個人ベースでも同じであろう。
自分の生活を組み替えてゆく。
合理化し、入り組んだ問題を解きほぐす。

たとえ何ヶ月、何年かかろうが黒字が出る。
年々かかろうが、己を改革し続ける強さを持ちたい。










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最終更新日  2004年07月03日 01時13分12秒
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