カテゴリ:カテゴリ未分類
今日、ピンポン/松本 大洋を漫画で読んだ。
映画も良かったけど、漫画も違った良さがある。 高校の卓球部の話だけど、 真剣勝負の世界に挑む人たちっていう 視点から書かれていて面白い。 才能があっても努力ができないでつぶれてゆく人 努力ができても才能がない人 才能もないし努力もできない人 才能も努力もできるけど、精神的な弱さに勝てない人 才能も努力も精神的な強さも兼ね備えた人。 色々な登場人物が自分のタイプを持っていて、人生を考えさせられる。 ■ 一巻でコーチに対して風間が 話したセリフが興味深い。 「理想を掲げることはたやすいのです。 ただ理想の追求を許された人間は少ない。 限りなくゼロに近いのであります。」 『ピンポン/松本 大洋』 自分の理想と現実の壁っていうものは 確実に存在している。 強烈にインスパイアされ続けた理想が、 かなわないと分かったときの苦痛は 想像を絶する。 その理想を信じていた分だけ、 努力した分だけ痛みが大きいと思う。 味わったことがないからいえるのかもしれないが、 それでもその苦痛を避けるために理想への 挑戦を避けるのではなく、挑戦する人になりたい。 将来のある日、人生をかけていたものが 達成不可能だと思う時が来た時。 それを悟った時に、 その過程で学ぶであろう沢山のことと、 頑張ってきた自分に対して誇りを持てる人でありたい。 でもそれがもし不可能だとわかっても、 本気で取りくむ過程ですごく大きなものを学んでいるはずだ。 ■ そういえば、カンヌで脚光を浴びた「誰も知らない」 (http://www.daremoshiranai.com/#) の是枝裕和も、自分が黒澤明にはなれない、 と分かった時ショックだった、と言っていた。 そのショックをどう乗り切って、 どう自分ならできることを模索して行ったのだろうか。 その苦痛に耐え切れずに命を絶つ人もいるんだろう。 ■ また漫画ネタだけど、その時に 背中を支えてくれるかもしれないセリフがあった。 「絶望に勝つ方法はない。ただ歩き出すだけだ」 『 20世紀少年/浦沢直樹 17卷』 多分そういうことなんだろう。 人生を終わらせない限りその絶望は続くと思う。 時間と共に確実に痛みは忘れてゆくだろうけど。 新たな希望を見つけて、それに向けて歩き出すこと。 それしかない気がする。 ■ まずは俺は目標を見つけることから。 多分それは大きくなくてもいいんだろうと思う。 そしてそれを逃げずにトライすることから始めよう。 今まで結構逃げてきた気がするし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|