§84帰国 #3危機一髪【新幹線で】
1987年8月27日(木)18:30東京駅着。チケットを買って、18:42新幹線で新大阪駅まで。 もう2度と海外に行くことはないと思っていたので、バカみたいに北京空港で飲みもしないブランデー2本買っていた。それがとにかく重い ちなみにまだ家にある。熟成しすぎかなほぼ満員のなかで、サラリーマンの隣に座る。「海外旅行に行ってきたのですか」「はい、中国に行って今帰ってきたところです」「どうでしたか」「大変だったです・・・(以下略)」「お仕事は」「教員です」「そう、・・・僕の一番の思い出の先生はね、作文をよく書かせるんだよ。そして、提出したときに必ず『こんなことをやった』だったら『そのときどう思った』『そのときどんな様子だった』『それからどう思った』『自分だったらこうやってやろう』とかいって何度も何度も書き直しをさせられた。それが自分の力になっているね。それに、こんな詩をその先生が書いたことがある。『(前略)・・・・・風でススキが揺れて、まるで波のようだった』という話を聞いて今でも覚えている。それは今の自分の糧にもなっている。 さらに、見ず知らずの私に浜松の『ウナギ弁当』を買ってくれた。その味は今でも忘れることができない。日本に帰って最初の食事だった。その味は自分にとって日本の味だった。 人気blogランキングへ