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タカオファイヤーの『俺に言わせろ!』

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M1911A1好きだけど・・@ Re:またまたガバメント(エランM1911A1ミリタリー)(10/06) はじめまして、当方も2002モデル所有…
こや@ Re:アラン・ドロンの 呼ばれた気がして来てみました(笑)

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2006.09.21
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テーマ:たわごと(26814)
カテゴリ:カテゴリ未分類
9月17日 日曜日  俺は目覚し時計にたたき起こされた。

時計を見る  ・・・6時50分 

『ちっ! 日曜なのにいつもより早ぇじゃねぇか・・・』

寝ぼけ眼のままコーヒーをすすり煙草に火を点ける。

昨夜は殺し屋の【K】と打ち合わせ 帰ってきたのは3時だった。

【K】の殺しの腕前はこの世界じゃ有名だ。

打ち合わせの内容を思い出しているうちに時計の針は8時を15分程まわっていた。

どうやら頭が冴えてくるまでに1時間もかかってしまった様だ。
 
俺は濃紺のアルマーニに着替えるとガレージのメルセデスに乗り込んだ。

運転手は最近うちの組に入ってきた若造で、勿論まだ組員見習いあつかいだ。

『おやっさん 早くからご苦労さんです! 今日は関東三和会のパーティーですね』

『あぁ 今日はここいらの組で構成してる三和会の引退した長老たちに

パーティーで気を良くしてもらったところでちょっとした頼み事をしようって算段だ。

あのジイさん達 政界にはやたらと顔が広いからな。』

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ホテルに到着すると すでに5人ほど三和会の幹部組長達が集まってきていた。

ロビーには各組の若者が周囲でいぶかしげにこちらを見ている一般客に毒づいている。

『何見とんじゃ!コラ! しばくど! はよあっち行かんかいっ!』

その様子を見ていた三和会の会長【Y会長】が

『やめんかっ!ここは堅気の集まるトコじゃけん コッチがおとなしゅうせなあかんがな!』

すると さっきまで周囲を威圧していた若い組員たちはたちまちしゅんとしてしまった。

『どうも最近の若いモンは行儀がなっとらんのぅ そう思わんか?ファイヤーの』

『はぁ えらいすんません ワシらも日頃から口を酸っぱくして言っとるんですが・・・』

俺は普段は『組長じゃけん!』などと威張ってはいるが 会長の前ではまだまだヒヨッコ扱いで

頭が上がらないのだ。

しかし、俺にも野心はある。 いつかはコイツの首を殺り 三和会を俺のものにしてやるさ

そんな事を考えながらパーティーの準備作業を見守っていた。

午前10時 そろそろ長老たちが集まり始めるな・・・

一人 また一人 最初のうちはまばらに姿を見せ始めたのだが パーティーが始まる5分前には

長老達で会場は埋め尽くされてしまった。

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

パーティーは和やかな雰囲気で とても元ヤクザの親分連中が集まっているとは思えない。

大物演歌歌手やら日本舞踊の家元達のショーも長老達にはウケが良かったようだ。

俺はショーの合い間にも各テーブルを廻り 引退してもなお政界・財界に強いコネクションを持っている

長老たちの顔色を伺いながら 稼業(シノギ)に有利になる様色々と話を持ちかけていった。

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数時間が過ぎ 本日のパーティーも終了となった。

長老達の帰った会場を見回すと ぽつんと一人だけ席に座ったままでいる長老がいる。

俺の組の縄張りに隠居している長老T氏だ。

『おやっさん どうかしやしたか? もうパーティーは終いですぜ』

『おぉっ ファイヤーの! 今日はえろぅ世話んなったの! 余興もなかなかよかったでのぉ!』

『お気に召して頂けた様で何よりで。 そろそろお帰りにならはりますか?

もしよろしければウチの若いモンに送らせますが・・・』

『エエ エエ ワシの事は気にせんでエエよ 今日は天気もエエからたまには散歩がてら歩いて帰るけん』

最近 この長老が現役だった頃対立していた組の幹部とモメたらしいという

噂を耳にしていた俺は妙な胸騒ぎがし ちょっと心配になった俺は 

組の若い見習を呼びつけ長老に付き添って家まで送り届けろと命じ長老を見送った後 三和会の会長と談笑していた。

それから5分も経った頃 付き添いをさせた見習い組員が血相を変えてロビーに飛び込んできた。

『組長! たったいへんだ!ちょっ長老が・・・・!撃たれ・・・』

後は言葉にならない

『何ぃっ!? それでテメエは逃げ帰ってきたんかっ!このクソバカがぁっ!!!』

俺はアルマーニのジャケットの裾を跳ね上げ 腰のベルトに差し込んであったトカレフを手にホテルを飛び出した。

ホテルの東側には墓地があり、そこには既に救急車が来ていた。

救急隊員は こめかみから血を流し意識の朦朧といている長老に必至に呼びかけている。

『まさかっ!? 例のモメた相手かっ!?』

『どない具合なんじゃっ!? あかんのかっ!?』

トカレフを握る手に力が入るのを必至にこらえ 救急隊員に問い掛けた。

『たぶん大丈夫だと思いますが 一応病院で検査した方がイイと説得してるんですが

怪我をされたご本人が家に帰るの一点張りなんですよ』

『何ぃっ!? 大丈夫だとぉっ!? 頭を撃たれて何が大丈夫なんじゃい!』

『・・・・いえ 転んだだけですよ』




『はい?』



俺は頭が真っ白になった


もう一度頭の中を整理しよう


そう あれはホテルのパーティー会場で・・・



               
                  ・・・・・いや  違うぞ




                  朝からだ     朝起きたところから再生しなおしてみよう



9月17日 日曜日  俺は目覚し時計にたたき起こされた。

時計を見る  ・・・6時50分 

『ちっ! 日曜なのにいつもより早ぇじゃねぇか・・・』

寝ぼけ眼のままコーヒーをすすり煙草に火を点ける。(ここまでは同じだなぁ・・・)

昨夜は死神ライダー【RFZ閣下】と高坂SAまでバイクを走らせ その後コンビニでダベって帰ってきたのは3時だった。

【RFZ閣下】の殺しの腕前はこの世界じゃ有名だ。(ココはノンフィクション)

閣下とのバカ話を思い出しているうちに時計の針は8時を15分程まわっていた。

俺は濃紺のTシャツに着替えると庭で雨ざらしのスクーターに跨った。

最近乗ってなかったスクーターはなかなかエンジンが掛からない。

そこにお袋様がやってきて 

『あれぇ ファイヤー 朝早くから大変だねぇ 今日はツーリング?』

『違うって(^_^; 今日は三○町三丁目自治会内の年寄りを招待して敬老会開くだよ

普段家に篭りっきりの年寄りも年に一度の楽しみだぁとか言って出てくるからね』
(ちょっと登場人物と会話が違ってたかな・・・)
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

公民館に到着すると すでに5人ほど自治会の組長達が集まってきていた。

公民館入り口には成年会やら育成会の人たちがテントを張ったり記念品の準備を始めている。

『あ~ぁ 日曜の朝からご苦労さんなこって・・・』

そんなボヤキをしっりと自治会の会長【Y会長】に聞かれてしまった

『ファイヤーさん ボヤいてないでテーブルの用意始めてください!』

オイラ真っ青・・・

『はっはひっ!』

『チンタラしてると気の早い年寄りは来始めちゃいますからね!』

『はぁ すいません ちょっと寝不足気味だったモンで・・・』

俺は普段は『組長じゃけん!』などと威張ってはいるが 会長の前ではまだまだヒヨッコ扱いで

頭が上がらないのだ。

しかし、俺にも野心はある。 いつかはコイツの首を殺り 自治会を俺のものにしてやるさ・・・

いや そんなコトは間違っても考えない。 早く組長辞めてぇぇぇぇぇ・・・・

そんな事を考えながら敬老会の準備作業をしていた。

午前10時 そろそろ年寄りたちが集まり始めるな・・・

一人 また一人 最初のうちはまばらに姿を見せ始めたのだが 敬老会が始まる5分前には

会場は老人で埋め尽くされてしまった。

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

敬老会は和やかな雰囲気だ さすがに年寄り笑い声も枯れている(コラ)

マイクを持ったら離さないカラオケ好きやら婦人会のオバハンの日本舞踊なんぞ誰も聞いてないし

見ていない(大笑) 老人は我侭なのだ。自分の興味の無いものには一切の関心を示さない。

これが松平健とか綾小路きみまろだったらウケが良かっただろう。

俺は様々な余興が行われている間 バックレてずっと外でタバコを吸ってました。

だって座るトコ無い位に老人だらけだったんだもん。

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2時間が過ぎ 本日の敬老会も終了となった。

老人達の帰った広間を見回すと ぽつんと一人だけ席に座ったままでいる年寄りがいる。

オイラの組内に住んでいる年寄りTさんだ。

『おじいちゃん どうかしましたか? 敬老会は終わったよ また来年も来て下さいね(^_^)』

『おぉ~ 組長さん 今日はえろぅ世話になりました 余興もよかったしお酒も美味しく頂きました』

『お気に召して頂けた様で何よりで。 そろそろお帰りになりますか?歩けますか?

送ってあげたいんだけどオイラ スクーターで来ちゃったし 

これから片付けしなくちゃならないしなぁ 弱ったなぁ・・・』

『大丈夫です 自分で歩けますから 今日は天気もエエからたまには散歩がてら歩いて帰るから』

こんな会話の最中 このおじいちゃんの股間が濡れていたのをオイラは見逃さなかった。

オイラはおじいちゃんの座っている席の周りに空になったビール瓶が3本ほど転がっているのを

発見した。


               ・・・調子に乗って飲みすぎだろ(ー_ー;
                  漏らす程飲んじゃダメでしょう


結局 オイラが片付けをしているうちに自分で歩いて帰ってしまったらしい。

片付けもほぼ終わりかけていた頃 育成会の奥さんが血相を変えて公民館に飛び込んできた。

『自治会長! なんか年寄りが怪我して倒れてるって そこに救急車が来てるみたいですよっ!』

『!? まっまさかさっきのTさんちのおじいちゃんじゃないだろうな !!!』

オイラは咥えていたタバコを口から落とし公民館を飛び出した。


公民館の東側には墓地があり、そこには既に救急車が来ていた。

救急隊員は こめかみから血を流しながら怒鳴っている老人を必至に説得している。

『うげ・・・・ やっぱりTさんちのおじいちゃん』

『どうしたんですか!?どんな具合ですかっ!? ・・・ってなんで怒鳴ってるんですか!?』

状況がよく理解出来ずに 救急隊員に問い掛けた。


『たぶん大丈夫だと思いますが 一応病院で検査した方がイイと説得してるんですが

怪我をされたご本人が家に帰るの一点張りなんですよ』

『大丈夫なんですかっ!? だって血が・・・!』

『・・・・いえ 転んだだけですよ』

『はい?』

『どうやら足がもつれて転んで目蓋の横と手を擦り剥いた様ですね

ただ頭を打ってないとも限りませんから病院に搬送しようとしていたんです。』


               ・・・あ~ね~(汗)


結局オイラはおじいちゃんを無理矢理救急車に詰め込んで病院まで一緒にドライブしてきました。

CTやレントゲンも撮りましたが検査の結果はただの擦り傷だけで済んだ様です。


・・・はァ  今回もまた【ファイヤー組長の妄想日記】になってしまいました

               チャララ~ チャララ~♪





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Last updated  2006.09.21 23:36:29
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