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前略
社会人と学生の境にあるのは一体なんだろう。 学生の時の自分と今の自分は全く違う・・・というわけではないが、 ある一線がある。 商売をした人にはわかるだろうが、 お金に対する価値観や、腹黒さ、根回し、うわべだけのトーク、 そういった悪の感情が自分の中から出てきたと言うことである。 それらを味わったかどうかで、世の中の影の部分、儲けの仕組み、 舞台裏を見る力が養われてきたように思う。 学生時代は、光の部分しか見ていなかった。 見れなかった。でも僕はそれでいいと思う。 学生らしさがあって。学生のうちから、 世の中の影の部分を語り始め、ニヒルになっている人を見ると、 世の中を悟ったかのような感じで、僕は嫌いである。 「結局、社会に出ればキレイ事ばかりじゃ生きられないんだよね~」 こういう言葉を学生の時に、耳がたこにできるほど聞いた。 その人たちとはあまり深い仲にはならなかった。 一緒にいると、こっちまで滅入るからだ。 ジェームス・スキナーさんが言ってた、 「友人は選び、家族は大切にしなさい」 この言葉はとても的を得ていると思う。 人間は、環境に左右される弱い生き物だからである。 だから、学生は光を追いかけて、夢を追いかけていればいいと僕は思う。 しかし、神田さんがよく言う言葉に、 「光が強く当たるところには、影も濃くなる」 というものがある。よく当たっているなと感じる。 だからついつい言葉にしていってしまう。 僕の前職のような、とても華美で派手なものの裏には、 とても汚い人間の感情がうごめいていた。 僕にはわからないが、芸能界も、テーマパークも、ファッション界も、 他より煌びやかな分、影がとても強くなっているに違いない。 しかし、影の部分を知ったからと言って、何もマイナスではない。 僕はつい最近まで、お客さんがお金に見えていた。 僕だけではなく、業界全体だ。そうしなければ、売っていけなかった。 そのような汚い体験を通して、自分の幅が大きくなった。 うまい話や、とてもコストとは見合いそうも無い金額売価の店の 儲けの仕組みなど、必ず見てしまう。 色んな仕掛けが施されている。わかっていながら、 その仕掛けに引っかかってあげてるときもある。 その分のリターンは、自分の授業料である。 でも、僕一人からの儲けは、全体から見てごくわかずかなので、 恩着せがましいこともしない。相手の心理がわかるからだ。 なぜなら、その人が以前の僕だからである。 たかだか二年で、世の中の仕組みなんて米粒くらいしかわからないが、 影の部分は、嫌になるほど見てきたし、してきた。 光と影を、「ある程度」知った今、バランスを保って、 光を目指して行きたい。 社会人は学生よりも夢をもち続けなければいけないと思う。 追伸 あなたはどんな理想を持っていますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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