taka&yoshi sweet home

資格の有意義性は、医療を例えに出せば解りやすいかと思います。
決して有資格だから安全という意識では無く、
無資格の危険性という意識であると、ご理解頂けますでしょうか。
病院へ行くとき、資格があるからと安心しますか？
資格が当然あるべきという意志のもと、最低限の指針が示されている事で、
それが前提として、その上で病院を判断しませんか？
資格が無いというだけで、例えどれだけ功績があろうとも、
最低限の指針が示されていなければ「不安」でしょう？

つまり資格が要るというのは、最低基準があるということ。

私は学校教育が教育の正面という概念を有していません。
あくまでも塾であろうが学校であろうがフリースクールであろうが
戸塚ヨットスクールであろうが全て教育です。
理想的な教育を作る事は、全てを視野に入れることから始まります。
教育はもっとも根本的な「人をつくる」行為です。
「教職」に携わる全ての人が、
もっともっと重大な行為をしているのだという意識を持つことが必要です。
教育は何も知らない赤子から、自爆テロ犯をつくる事だって出来るのだという、
意識、覚悟、責任、そして尊厳が必要です。
コンビニのバイト感覚で、聖職とも言える現場に立たれるのは、
いくら有能な成果を持っていても、困るとは思いませんか。

私は意識的に誰か個人に牙を向けている訳では無い事を理解して頂きたい。
もしも結果的に心に刺さる言葉を感じたのなら、
それこそ問題を意識するきっかけとなるでしょう。

コンビニのバイト感覚では無いんだと憤りを感じるのであれば、
感じた心の中にはその可能性を淘汰する動きが生まれます。
学歴を攻略するために頑張っている訳ではないんだと憤りを感じるのであれば、
それを対外的に示す方法論を作り出すでしょう。

私は誰かを責めている訳ではありませんが、
例え私がどれだけ無力でも、影響を与えることが出来るのであれば、
喜んで生意気なガキにでもなりますし、出来る限りの声を上げていきます。
学校が塾が保護者がと言う内は、何も変わることがありません。
問題意識は常に学校も塾も保護者もと言う事から生まれます。
私の見識はあくまでも根本的な問題部分を塾が握っているというだけの事です。
もちろん塾が改善されると全て改善されるなんて思っていませんし、
それでハッピーエンドだなんて思っていません。
あくまでも改善を施すための出発点であると言いたいだけです。

「ゆとり教育」という名の下、学校教育を変換させることは実は容易です。
それこそ有識者が集い、試行錯誤の討論をし、問題点を浮き彫りにし、
その上でどう対策を取ればいいかを検討し、
学校教育が一丸となり試行を繰り返す事が可能です。

今、塾にそれが出来ますか？

学校教育がいくら個性を重要視しようが、
試験にはこの問題とこの部分が出ますと攻略教育をする事で、
一瞬にして無駄となってしまいます。
需要はもちろんあるでしょう。
子を思い、高学歴を欲しがる保護者はいくらでも居ます。
少しでも多くの出題傾向を持つ塾が重宝されていくでしょう。
規格化された指針さえあれば講師もバイトで十分です。
下手をすれば歳も近く、お兄さんお姉さん感覚で接することが出来る故、
そのような講師の方が子供達は喜ぶのではないでしょうか。