リタイヤした～元？ｗｅｂ消防・救急出張所

一刻を争う、救急救助現場などで使われる言葉です。
「ロード アンド ゴー」Ｌｏａｄ　＆　ＧＯ…救急車などが外傷事故現場に到着し、重症度が高く救命出来る可能性のある患者の観察と救命・応急処置をし、さらにバックボードに全身固定し、現場を出発するまでの時間が、５分以内とされています。緊急を要する患者なので搬送する病院でもそれなりの処置をして頂けるというメディカルコントロール（ＭＣ）システムが出来ています。

今日から「いつもご覧頂き・・・」って、止めますね。初めての方もいらっしゃるでしょうから？

「トリアージ」Ｔｒｉａｇｅ…事故現場で複数の負傷者が発生した場合に、優秀な救命士が患者の負傷程度によって選別すること。必要があればトリアージタッグという色分けする札が付けられます。

これらのことが、たった３名の救急隊で出来るでしょうか？
時間を掛ければ出来るでしょうが、５分という時間制限がありますから、多分無理でしょう。

我が所では、救急救助の通報内容によりＰＡ（ポンプ隊と救急車の同時出場または、救急車が出場中はポンプ車が先行出場し観察、救命・応急処置までは済ませ、救急車が到着すればすぐに搬送出来る）連携出場・救助工作車出場を実施しています。
そのために訓練は欠かせません。
みなさんの管轄消防はやっていますか？やっていなければ、行政を動かして下さいね。

人命って、地球より重いはずですからね。
人員不足を理由にやっていない所もありますが、ポンプ隊の３人が救急支援すれば、必ず助かる命はありますよ！
川の向こう側の隣町では助かる命が、あなたの街では助からない可能性がありますよ！
ポンプ隊はいつも火災がある訳じゃあないんですから、過酷な救急隊を支援して上げようじゃないですか？同じ消防吏員なんですから…！救急救助のレベルもアップしますよ。

と、元救急隊長からの提言です！今は救急隊を支援する側になっていますが…。

ありがとうございました。