簡単にブログweb版救命講習始めます。興味のある方のみお読み下さい。すでに受講済みの方は、飛ばし読みをして下さいね!
1.まず、周囲の安全を確認して下さい。患者が危険な所や助けるあなたに危険がないか?二次災害を防止して下さい。
2.全身の外観観察をして下さい。出血があれば、感染防止を行って(手袋など)、心臓が脈打つようにピューピューと大出血があれば、失血しますので、清潔なタオルなどで、直接押さえて止血して下さい。
危険ならば、安全な場所まで、救命処置が出来る場所まで移動して下さい。交通事故などは特に、昔は倒れた人は動かさない方がいいとしていましたが、それでは命を救うことが出来ません。
この時、患者は仰向けにして下さい。観察・処置がし易いように。
3.患者さんの観察をします。呼び掛けに対する反応。肩などを叩き反応を見て、反応がなければ、助けを求めて下さい!誰か救命出来る方がいるかもしれませんからね!ドラマなどで、お医者様いらっしゃいませんか?ってやつですよ。私も実際にプライベートの旅行中に、大型フェリーでCPA現場に遭遇しました。
救急車は、必ず誰かを指名して呼んでもらって下さい!
周囲にAEDが設置していればAEDを持って来てもらって下さい!
4.空気の通る道(気道)の作ります。
患者の鼻の穴が天井・真上を向くくらいまで、顔をじょじょに反らせます。
以前、意識がない救急要請があった高枕をしていた、おばあさんは、これで助かった事例もあります。たった、これだけのことで...。
次に呼吸の確認をします。胸の動きを見て、あなたの耳で呼吸の音を聞いて、あなたのほほで患者の鼻からの呼吸を感じて下さい。ちょっと難しいですが...。
5.呼吸が感じられなければ、人工呼吸です。...普通の呼吸でない、しゃくり上げるような「あえぎ呼吸」は、呼吸なしと判断して下さいね!
患者さんの口などにキズがある場合や、赤の他人の患者さんで感染防止のための、一方弁付きの吹き込み用シートなどがない場合は、何かに感染する恐れがありますので、人工呼吸は無理にしなくて結構です。
まず、始めに一方の手の親指と人さし指で患者の鼻をつまみ、空気が逃げないようにします。
6.あなたは大きく息を吸って、患者の口を大きく塞ぐようにマウス to マウスです。吹き込む量は約1秒で、軽く胸が上がる程度で結構ですので、胸を見て下さい。決して風船を破裂させれようには、入れないで下さい。これは、お相手の方とも練習できますよ。
我々もバッグマスク使って、やってみました。
患者役の方が、力を抜いて協力してもらえれば、極楽が見えるかも?気持ち良くなりますよ!自分が呼吸しなくていいってことは...。
7.2回吹き込み、次は胸骨圧迫(昔の心臓マッサージの事です。)なんですが、これは生体での練習は厳禁ですので、興味や練習したい方は、日赤または、お近くの消防署などの救急指導担当者にお問い合わせ下さい。
8.胸骨圧迫の実施位置・つまり心臓を押す位置は、肋骨はもろいので...乳首と乳首の中間に堅い胸骨がありますので、ここに手の平の付け根を当て垂直に、あなたの体重をかけ、4~5cm程度押して、すぐ力を緩める...心臓ポンプの役目です。
回数は1分間に100回のリズムで30回実施し、ただちに人工呼吸を2回...。これの繰り返しを救急隊・医師などが交代出来るまで続けて下さいね。大概の場所では、約10分間でしょうね。
多分、ここらあたりで、AEDが到着しますよね?
AEDが到着したら、すぐに電源を入れ音声ガイダンスの通り、パットのコネクターを装着し、患者さんの心臓付近の水分や汗は何かで拭き取って下さいね!
続いてパットをイラストが書いてありますので、心臓をはさむように、イラスト通り貼って下さいね。この時患者さんが女性だった場合は、細心の注意をお願いします!
後は自動的にAEDが心電図の解析を始めますので、ガイダンスに従って患者さんに触れないで下さい。
解析の結果、除細動(電気ショック)が必要な場合は、ガイダンスに従ってショックボタンを押すのですが、周囲の人は感電の恐れがありますので、患者さんから離れて下さいね!
最近のAED使用方法は、除細動後、ただちに上記の5以降の心肺蘇生法を約2分間...5サイクル行って下さい!
2分後にAEDが自動解析を始めます!...旧式のAEDで、ガイダンスを変更していない物は、あくまでガイダンスに従って行動して下さいね!
繰り返しますが、心臓マッサージは生きている人には、実施しないで下さい。取り返しのつかない事態を引き起こす可能性があります。でも、人殺しには使えませんよ!
たったこれだけのことなのです。
これが出来るか出来ないかで、患者の命が救えるか・患者が社会復帰出来るかどうかの分かれ道なのです。そう、まさに運命の分かれ道ですよね。
善意の応急救命処置で、法的な責任を追及されることはありませんので、肋骨だけは折らないように胸骨を確実に圧迫して下さいね!特にお年寄りの肋骨はもろいです。逆に救命出来れば、表彰されるかも?
本当の仕事より疲れました!ここまで我慢して読んで頂いた方に感謝します。
きっとお優しい方ばかりなんでしょうね。
ありがとうございました。