カテゴリ:消防関係&色々な広報関連
FDMA(総務省消防庁)HPの「消防の動き3月号」より、お伝えします。 URL→http://www.fdma.go.jp/ugoki/h2303/2303_26.pdf消防団は消防本部や消防署と同じく、消防組織法に基づいて市町村に設置されている消防機関です。平成22年4月1日現在、全国で2,275団が設置されており、88万3,698人が消防団員として地域の安全を守るために活躍しています。 消防団は、それぞれの地域の住民等によって組織されていますが、消防団員の身分は、非常勤特別職の地方公務員です。消防団員は、それぞれの地域において、平時は正業を持ちながら、いざ火災などの災害が発生した場合には、「自らの地域は自らで守る」という郷土愛護の精神を持って、いち早く現場へ駆けつけ、消火活動や警戒、救護などに活躍しています。 昨年6月から7月にかけての全国的な大雨、10月下旬の奄美地方での集中豪雨、年末からの記録的な大雪等様々な災害において、各地の消防団員が昼夜を問わず献身的な活動を行い、被害の軽減に大きく寄与しました。 自分たちの町を災害から守る消防団には、地域住民から高い期待が寄せられています。 このように消防団は、地域の暮らしの安全を守る上において大変重要な役割を果たしていますが、近年の産業・就業構造の変化等に伴い、消防団員の被雇用者化・高齢化、消防団員数の減少など、様々な課題に直面しています。 消防庁としては、これらの諸課題に対処し、消防団の更なる充実強化を図るため、各種施策を実施しています。 勤務時間中の消防団活動への便宜や従業員の入団促進など、事業所が消防団活動に協力することを社会貢献として賞揚する「消防団協力事業所表示制度」や消防団員入団促進ポスター・リーフレット、PR用DVDの作成・配布、学生や事業所の理解促進のためのシンポジウムの開催、雑誌広告や政府提供のラジオ番組等、各種広報媒体を通じたPRなど、様々な施策を推進しています。 消防団の活動は、災害時の消火活動、救助活動のほかにも、平常時の救命講習指導、住宅防火訪問など多岐にわたっています。近年は、女性消防団員が増加傾向にあり、高齢者宅の防火訪問、子どもたちへの防災教育、様々な広報活動への参加など、幅広く活動しています。全ての活動に参加できなくても、一人ひとりにできることがあるはずです。ぜひ、多くの皆様に消防団活動に対する理解を深めていただき、「街を守る。安心をつくる。」消防団活動に参加していただけることを期待しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月18日 22時21分53秒
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