カテゴリ:昔の?防災関係
URL→http://www.fri.go.jp/cgi-bin/hp/index.cgi?ac1=JNN2&ac2=&ac3=740&Page=hpd_view 石油コンビナート等特別防災区域における被害状況調査 ○調査した地域 (1)気仙沼市、(2)仙台地区(仙台市、七ケ浜町)、(3)いわき市、(4)鹿嶋市 (5)酒田市、(6)新発田市、(7)新潟市、(8)市原市、(9)川崎市 ○調査の視点 1. タンク側板、床板、浮き屋根が受けた被害状況は消防法令の技術上の基準を見直す必要のあるものであるか 2. 仙台地区の火災の原因 3. 千葉県市原市のコンビナート火災の出火原因 4. 巨大な津波が来襲した地区における危険物施設の被害の状況はどうであるか 調査した地域での危険物施設の被害は、地域ごとに異なった様相を呈しているように見受けられる。ここでは、地域を太平洋側、日本海側、東京湾岸と大きく三つに分け、それぞれの地域での被害の特徴を記す。 1.太平洋側のコンビナート被害の特徴 1)タンク・配管の浮上、移動、地盤・基礎の洗掘(タンク底板の破断)など、津波による被害が多く見られる。 2)やや長周期地震動によるスロッシングは小さく、浮き屋根の顕著な被害は見られない。 3)短周期地震動による側板座屈、浮き上がりなどの被害は見られない。 4)地盤の液状化が発生している。 2.日本海側のコンビナート被害の特徴 スロッシングによる浮き屋根のポンツーン破損、デッキ上への溢流被害が多く発生しているように見受けられる。 3.東京湾岸のコンビナート被害の特徴 1)スロッシングによる浮き屋根沈没、デッキの割れなど地震動による被害が多く発生しているようである。 2)危険物施設からの出火は無し。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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