パクス・ジャポニカ Vol.2

2018/03/19(月)08:54

北岳~その1、大樺沢

山登りと山歩き(103)

6月の中央アルプス、木曽駒ヶ岳でのアルペン気分も冷めやらぬまま、今度は南アルプスに行くこととなりました。 当初の予定では甲斐駒ケ岳だったのですが、諸般の事情で行き先が変更となり、向かった先は富士山に次いで標高第2位の北岳です。 この日は天候が不安で、芦安の市営駐車場に着いた時には小雨交じりの天気でした。 南アルプス林道は一般車通行禁止なので、芦安からは乗合タクシーで広河原を目指したのですが、途中の夜叉神峠では本降りになっていました。 それでも乗合タクシーの運転手さん曰く、「夜叉神トンネルを過ぎると天候が変わる」とのことです。 半信半疑だったのですが、夜叉神トンネルを過ぎると雨が止み、青空が見えてきました。 そして広河原に着いた時には、神がかったように太陽の光が差し込んでいました。 懐かしの広河原インフォメーションセンター(旧アルペンプラザ) 思えば前回訪れたのは3年前、仙丈ヶ岳の時のことでした。 前回は広河原からバスに乗って北沢峠を目指したのですが、今回は広河原から歩き始めます。 登山道入口 野呂川を吊り橋で渡り、対岸の広河原山荘がスタート地点となります。 広河原山荘 広河原山荘からは大樺沢に沿って、上流部を目指して行きました。 大樺沢 大樺沢沿いを上流部に向っていると、途中で大樺沢に流れ込む沢をいくつか渡って行きました。 大樺沢の上流部に近づくにつれ、流れも細くなっていき、轟音もせせらぎに変わってきました。 さらに上流部を目指します。 大樺沢のせせらぎがかすかになって来た頃、南アルプスの雪解け水の源流、雪渓が見えてきました。 我々はさらに上を目指します。 広河原をスタートして2時間半、大樺沢も涸れ沢となり、左股と右股の分岐である二俣に到着しました。 二俣分岐 雲の切れ間に鳳凰三山が顔を出していました。 北岳は高山植物が豊富だとは聞いていたのですが、二俣の斜面にも一面のお花畑が広がっていました。 ミヤマキンバイ ミヤマハナシノブ(?) 次の目的地は「八本歯のコル」、大樺沢の登りはさらに続いて行きます。

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