パクス・ジャポニカ Vol.2

2018/07/15(日)13:37

城ヶ島灯台(神奈川・三浦市)

海・港・岬・灯台(66)

戦国時代の浦賀水道では、小田原の北条水軍と房総の里見水軍が、まさに制海権を争っていました。 陸の戦いでは、二度の国府台合戦で里見氏(房総連合軍)は北条氏に敗れますが、その後は水軍力を強化した里見氏が優勢となり、対岸の三浦半島に上陸することもありました。 三浦半島の最南端にある城ヶ島がその上陸地点で、北条氏の三崎城はまさに目と鼻の先にあります。 城ヶ島灯台から見た三崎港と三崎城跡 マグロや金目鯛の水揚げで知られる三崎漁港も、かつては里見水軍に備える北条水軍の基地でした。 城ヶ島には城ヶ島灯台と安房埼灯台の2つの灯台があり、城ヶ島の西側にある城ヶ島灯台は、観音埼灯台や野島埼灯台などと共に、日本で最初に造られた西洋式灯台の1つです 城ヶ島灯台 そしておなじみのデザイン、燈光会の解説板です。 初代灯台の設計は、他の西洋式灯台と同じやはりレオンス・ヴェルニーによるものです。 今回の城ヶ島は灯台もさることながら、地魚を楽しみにしていました。 サザエの壷焼きの後は、金目鯛の煮付定食と、身近で手頃に地元の海鮮料理が食べられるのがいいと思います。

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