2005/10/27(木)06:21
48日目 : 100人中、産まれてくるのは53人。(その3)
私たちの生活は、科学の進歩により大変便利で豊かになりました。
しかし近年、化学物質が、私たちの健康を脅かす存在であることが明らかになってきました。
ダイオキシン、PCB、農薬、合成洗剤、
最近ではアスベストが大きな社会問題になっています。
しかも、それらは1兆分の1という測定できないような濃度で、人体に悪影響を与え、
数年前に 「 環境ホルモン 」 と呼ばれ大きな話題になりました。
最近すっかり話題にならなくなってしまいましたが、問題は解決したのでしょうか?
いいえ、そんなはずはありません。
行政や大企業にとって都合の悪い話は、テレビで言わなくなってしまいます。
何故だかご存知ですか?
スポンサーである企業から 「 お金 」 がもらえなくなるからです。
テレビはコマーシャル収入で成り立ってますから、そのスポンサーに不利になるような報道は
控えておられるようです。
また、解決策がなく社会的に混乱を招くような話題も、行政サイドから圧力がかかるのでしょうね。
あれだけ騒がれた、ダイオキシン問題がパタッと耳にすることがなくなりました。
そのうち、今のアスベスト問題も少しずつ聞かなくなるでしょう。
騒ぐ人が少ないと、上手にもみ消されてしまうんです。
逆に、騒ぐ人が多いと、報道せざるをえなくなるのです。
ニュースをみてるとよくわかるでしょ?
で、私たちもすっかり忘れてしまうのです。
化学物質の問題は、最も身近で、最も気をつける必要のある問題です。
テレビで言わなくなったから大丈夫という問題ではないのです。
おそらく一生涯つきまとう問題であると言えます。
「そんなもの、どうしようもないじゃない!」
と、多くの方があきらめてしまいがちです。
でも、解決策にならなくても、予防策はたくさんあるのです。
上手な付き合い方というのもあるのです。
そういうことを、積極的に学び、積極的に取り入れていきましょう!
明日につづく。