リフレの反射区2反射区について この章で述べる反射区は、両足をそろえたときに中央にあたる脊髄のラインと足指の脳神経の反射区です。 ○ 脊髄ライン 踵の後ろ側に、脊髄の一番下にある尾底骨を取り、踵骨の土踏まず側に仙骨、さらに土踏まずのアーチに沿って腰椎と胸椎を取ります。頚椎は、親指の付根内側付近にとります。ここは人間の実際の背骨の状態をこまかく映し出す反射区です。この脊髄は人間の体を支える大変重要な働きをしますので、ちょっとした姿勢の歪みや疲労によって変形を起こし、手足のしびれや痛みを引き起こします。何度も繰り返しマッサージを行う事によって腰痛や肩こりを予防し、背骨に対する疲労性の変形を改善する事ができます。 ○ 親指 足の反射区の中で親指程、様々な反射区が集まっている場所はありません。しかもそれらの反射区は人間の生存に関る大切な脳神経に関る反射区であります。まず親指の付根は首の反射区、親指先端のふくらみは大脳皮質、そしてその中央に脳下垂体、親指の内側には鼻の反射区、親指の外側には、三叉神経と脳幹、小脳等の反射区、そして親指の先端には前頭洞の反射区があります。どの反射区をとっても、人間の生存には不可欠な大切な機能ばかりですから、親指は出来る限り丁寧に、そしてしっかりと何度も繰り返しマッサージしましょう。 特に小さい子供の頃から固くてきつい靴を履き続けたり、先のとがったハイヒール等をいつもはいていたりすると、この親指を圧迫してしまい頭痛や鼻炎、肩や首のこりを始め、脳神経にかかわる様々な症状を引き起こしやすくなります。 特に脳下垂体は体の調整を行う様々なホルモンを分泌させる働きをもっていますし、脳幹や小脳は、人間の運動能力に大きく関与してきます。 また前頭洞と鼻の反射区を合わせてマッサージすれば、花粉症等の鼻炎にも効果があります。 前頭洞と大脳の反射区を合わせてマッサージすれば、頭の働きも良くなり記憶力もさえてきます。 親指の甲側、爪の付根には上顎、その下には下顎の反射区がありますし、親指の付根左右には扁桃腺の反射区があります。 ○ 第2指、第3指 2指3指は、指の先端は前頭洞、その下は目の反射区になります。目が悪い人はもちろん視力が落ちてきた人も、この反射区を良くマッサージすると共に、足指をあまり圧迫しない靴を履くようにアドバイスしてください。 ○ 第4指、第5指 前記と同じように指の先端は前頭洞、その下には耳の反射区があります。耳の機能を高めると共に、体の平衡感覚のバランスをとる働きがあります。 このパートは、両足の外側に位置する手足の関節の反射区と足背部の反射区について述べましょう。 ○ 手足の関節ライン 両足をそろえた時に両足の外側に位置するのは人体と同じく手足です。小指の下を肩関節とし、外くるぶしの前下方のくぼみに肘関節、外くるぶしの下に膝関節を配置します。これらはすべて人間がさまざまな活動をする上で大切な関節ですので、受け手に症状を聞きながら丁寧に施術します。 ○ 生殖機能のライン くるぶしの付根には股関節や生殖機能に関与するいくつかの反射区があります。くるぶしの内側および外側の真下には、股関節の反射区があります。股関節が固い人はこの反射区を良くマッサージした上で足首を何度も回転させる運動をして下さい。内くるぶしの後下方には、女性にとっては子宮、男性にとっては前立腺の反射区があります。外くるぶしの同じ場所には生殖腺(卵巣、睾丸)の反射区があり、どちらも子供を作り出産する上ではとても大切な機能をもつ場所です。しっかりとマッサージしておきましょう。 ○ リンパ腺 リンパ腺は実際の体でもさまざまな場所に点在しますが、足にも同じような位置関係をもちながら存在しています。最も代表的なポイントは、足くるぶしの前方にあるくぼみで、内くるぶしの前方は下半身やそけい部のリンパ節、外くるぶしの前は上半身のリンパ節、親指と第2指の間の奥にあるポイントが胸部リンパ節になります。風邪をひいた時や病気が治りにくい時にはしっかりともんでみましょう。 ○ 胸と横隔膜 足の甲の中央あたりにあるふくらみは、中足骨の根元にあたる場所で、ちょうど横隔膜の反射区にあたります。しゃっくりが出た時に試してみたいものです。またその横隔膜の反射区から第3指、第4指に向かったあたりは、胸(乳房)の反射区になります。気になる方はしっかりとマッサージしてみてください。 ここまで読んでくれてありがとう 次はスクールに実技を覚えに来てね |