ヒモいらず　亭主いらず

食後に電話が鳴った。

昔の会社の男友達からだった。

今も営業職らしく

小銭転がしで私に営業なんぞをしてきます。

なんか貧血のように白っぽい・・・ posted by (C)丙谷　うま蔵

仕事のお話にはご協力できませんでしたが 

離別ゆえに　本日は清清しく昔話に興じ

長電話なんぞをした。

「もう　部長亡くなったんだよねぇ」

「さんって覚えてる？

まだ　この世界で仕事してるんだよ」

などなど懐し名前がバンバン出てきた。

「あっ！この前　営業にいた

さんに会ったらさぁ

頭はイッちゃてるし　すんごく肥っちゃって

×１になっちゃったからかなぁ」

本人には細い目元が涼しげに見え

上背ありながら細身

中村トオル張り！で気取っていた。

（自己申告制・・・(＾0＾))爆笑

「そんなで　よく会って分かったねぇ？お互い・・」

「男同士は　わかるんです！」

さりげに「お互い」の部分無視しやがった。

そうかぁ　緑が足りてない・・・ posted by (C)丙谷　うま蔵

あれから２０年の歳月は　男の姿を変える。

たぶん私は会っても気付かないと思う

バブルにトサカを立てたメンズは

今は立てるトサカもない

始末悪ければ歯抜けの処置も出来ず

♪もしも　きらいでなかったら

どうか離婚は　のんでくれぇ

いいえ　バブルのいい時を

日の目みないで　過ごしたわぁ

名前戻すのイヤじゃない？

まして子供の名前までぇ

いいえ　たまたま

戸籍上　横に座っただけだものぉ

歯もない　髪もない　先もない

贈る慰謝料も

洒落にもならない

そんな離婚劇♪

主体性のない夕食 posted by (C)丙谷　うま蔵

 そんなくだらない歌詞が長電話の最中に

頭を巡った。

バブル期を知っている女性を

「バブルが香る昭和の女」などと言う

（うま蔵　該当：先日　年下男子に言われた。）

お返しにバツで見る果てもなくなった男子に

「昭和の枯れすすき」の称号を送るわぁ

ごめん！たぶん私は　話に出た彼に会っても

気付かないかもしれません。｜｜。ー；）