大阪ＴＡＫＯのお気楽ブログ

　教師に「いじめ」をはじめとする校内犯罪の発生
責任を負わせても、問題の解決には繋がらない。

　ワタミの会長が提案された「いじめが発生したら
教師は減給。」というのは、安易な罰則です。
　教師は公務員であり「自己保身のためにリストラ
されない公務員である教師を選択した者が多い。」
と考え、世間は教師と向き合った方が良い。

　多くの教師が「いじめ」に見て見ぬふりをして隠
している現在、罰則は教師が「いじめ」をさらに隠
蔽する方向にしか働かないと思います。

　いじめによって自殺した生徒がでた学校の教師は、
自らの給料を減給してでも自殺した生徒の遺族に賠
償するべきだと思います。
　教師は責任の一部を引き受けるべきという意味で
ワタミ会長の意見に全面反対ではありません。

　学校を「聖域」とせず、親や地域からの監視の目
を入れる事が一番大切だと思います。
　教室の壁を無くし、教室を見える化し、校長をは
じめとする教師が授業を行う教師とは別に教室を見
て回る事によって「いじめ」を少なくする事に成功
した事例があります。
　今までの規制に縛られない取り組みが必要です。

　一番に安易でわかりやすい方法は、学校内に死角
の無いように監視カメラを設置し、学校内外での犯
罪を防止するという名目で警備会社による監視を導
入するという方法です。

　安上がりな方法で代用するのならば、地域の頑固
じいさん・ばあさんにボランティアとして学校内に
入る事を許可し、校内巡回を委託し数多くの他人の
目が学校に入るようにする事です。死角を無くすた
めには１日に１人２人の規模ではなく最低５．６人、
平均１０人以上の大人が学校に入る事が必要です。

　校舎内のトイレや体育館裏など、学校にある死角に
常駐する人や監視カメラが、いじめだけでなく学校内
での性犯罪や暴力を無くすためにも必要です。

　勇気を持って責任ある行動をとる政治家、責任を
引き受ける役人・公務員が出てこない限り、決定的
な事故が起こるまで日本は変革しない。
　そう思うと責任から逃げる政治家を見極めて選挙
で引きずり降ろし、失敗責任を公務員にも負わせる
為の法整備をしていく事が必要です。

　日本の太平洋戦争敗戦を考えるＮＨＫの番組を見
て、戦争終結の為に執るべき方策をことごとく行わ
なかった当時の責任者どものセクト主義を知ってし
まうと、現在の日本においても全く同様の省庁優先
主義に形を変えたセクト主義がはびこっている事と
の類似性に対して、危機感と恐怖を覚える。

　子供は社会の鏡であるのだから、いじめは日本の
問題の縮図でもある。
　いちばん大きな問題は政治家が法律上の根本問題
である憲法問題を放置し続けているという事だ。
　「法律を通して世の中に変革をもたらす」という
使命に取り組む政治家がいないという事が、現在の
日本の大きな不幸だと思います。

　まず政治家がきちんと日本のビジョンを示す事が、
いじめをはじめとする日本の諸問題の解決の為には
いちばん大切だと思うのです。
　理想主義だと皆さんは感じますか？　

　いじめ減少に効果のある方法は全て参考にする。

　まず、政治家が責任を持って教育の大方針を決定
しなければいけません。

　教員資格・学校制度の抜本的な変革も必要です。
　問題の先送り、原因のすり替えが行われてきた事
に多くの国民が気づくべきだと思います。
　「教育現場も国民に情報公開する。」
　「２４時間３６５日、常に国民の監視の目を教育
現場に入れる。」
　問題のある教師が増えている以上、そうするしか
ないと思うのですがどうでしょうか？