|
カテゴリ:カテゴリ未分類
会社の駐車場から見えるアパートに、丸々太った猫が居る。
あるとき、会社を終えて、駐車場に置いてある俺の車に乗ろうとしたとき、凄い視線を感じた。 「…?」 横を見ると、吃驚するくらい太っている猫がジーと見てた。 「なんだ~?置物か?…」 薄暗かったので、近くで見ようと寄っていった。 (俺は猫好き♪) まごうことなく、本物の猫だった。 窓の向こう側のブタ猫は、逃げる訳でもなく、吃驚する訳でもなく、怒るわけでなく、ただ、ジーと見てるだけだった。 それも無表情で…(あたり前だが 笑) 「おい!デブ…」 窓越しに俺が声をかけた。 「…」 反応がない。 それから、朝と夜、必ずそのアパートを見ると、あのブタ猫と目線が合う。 俺が歩いて会社の方へ消えるまで、ジーと首だけ動かして見てるのだ。(笑) 最近は、あまりにもジーと見てるので、俺が恥ずかしくなるぐらい見る。(笑) そこの飼主も、理解があるのか、そのブタ猫が外を見るのが好きなのか、外へ出せないからなのか、知らないが、部屋中のカーテンを閉めきっても、そのブタ猫が外を見てる処だけは、カーテンを捲り上げてやっている。 (何処かで見たことあるよなぁ…?) って、づっと考えていたが、最近になってやっと思い出した。 映画「猫の恩返し」で、エライ太った猫「ムタ」って言うやつに、そっくりなのだ。(笑) (解からない人は映画を観よう!) それ以来、奴の事をムタと勝手に名づけ、 「ムタ!おはよう!」 「…」 「ムタ!帰るわ、あばよ!」 「…」 他の人が見たら、危ない人のような行動を続けていた。(笑) それが、昨日から見かけない。 朝も、夜も見えない。 奴の顔を見るのが、案外楽しみにしていた俺はちょっと心配だ。 明日は元気な(?)顔を見せてくれるかな…。 ま、まさか! その家の食卓にのぼったんじゃないだろうな! 飼い主「やっと食べ頃になったぞ…ひひひひっ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003.09.25 21:09:27
|