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高校3年の夏、俺はステージに立って、アンプの音量を調整していた…。
ステージっても、電器屋のおっちゃんが1日で作り上げた野外の特設で、お世辞にも「最高じゃん!」なんて言えた代物じゃない。(笑) しかし、そのステージをとり巻くように、夜店で買ったのであろう、イカ焼きやかき氷を頬張りながら、物珍しそうに小学生のちびっ子達が最前列に陣取り、その後には、何が始まるのだろう?と、興味しんしんとした野次馬のおばちゃん連中が遠巻きで陣取っていた。 ああ…可哀相なちびっ子やおばちゃん達…。 こんなクソ暑い真夏の夜に、怪談話以上に怖いめに会おうとは…アーメン(笑) 俺はベースギターでボーカル。 エーちゃん気取りなのであった。(笑) 他に、Kがギター&ボーカルで、Pがドラム。 中学からの連れだ。 三人編成だった。 三人編成なのは色々理由があるが…ま、早い話、音が合わせやすいから… へへ…。 俺「おい、一発目はあれな」 K「オッケ~オッケ~♪分かってるって」 散々うち合わせしてきて、気持ちはバッチリだった。 P「お~い、一曲目は何んだったかの~?」 スティックで、俺の身体ををバチバチ叩きながら、Kが言った。 ガクッ!(いつもPはこうである) 俺・K「グッド・オールド・ロックン・ロール!」 行くぜ! 中編へ続く [GOOD OLD ROCK`N ROLL]BY CAROL お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003.10.09 20:32:04
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