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`∀´)ニヒヒヒ…

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2003.10.14
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カテゴリ:カテゴリ未分類
「君等、マイクのテストをするから、声を出してみてくれるか?」
電器屋のご主人が、汗をいっぱいかきながら言った。

本番前の音調整だ。

「…はぁ…」
目の前にあるスタンドマイクに声を出してみた。

「ああ…テステス」

…?…。

何も聞こえない…。

「OK!OK!バッチリじゃ!」

離れた場所で親指を立てて言った。

…!?\◎0◎/バッチリかよ!

「あの…僕等にはさっぱり聞こえないんですけど…」

「はぁ?良いの、良いの!お客が聞こえれば。ニヤッ

(ニヤッじゃね~よ!自分の音が聞こえないと、どこを弾いてるのか解からないぞ)゚∀゚)<<<

嫌な予感…って、いうより、来るんじゃなかった…。´Д`)ふっ…。

K「ま、何とかなろう…」
ギターのKが飽きれたように言った。

P「そうそう、何とかなるわ。くくく」
お前が言うな!


俺「あの…スピーカーは何処へあるんですか?」

「は?…ああ、あそことあそこ」
主人の指差す方向を見た。

オ~マイ!ガッ>◎∀◎<<<<<!

ハンドスピーカーだった。

よく体育の授業とかに、
「集合!ガァ… ぐずぐずするな~遅い奴ガガガ…はグラウンドをもう一周させるぞ~!ピ~ッ…」
って、熱血教師がジャージ着て、手に持ってしゃべるマイク

あれが、左右にある街灯に取り付けてあった。゚Д゚)<

俺達には聞こえないはずだ…。(ーー;)

「あれを取り付けるのに苦労したんだよ~。はははは…」
爽やかに言う主人。

もっと、他の事で苦労してくれ~~!!ヽ(`Д´)ノ=3=3

K「…わし…帰りたい」 ̄ー ̄)
俺「俺も…」 ̄ー ̄)

P「お~い、早くやろう! なぁ~!」(⌒0⌒)/~~
唄う事の無いPには、興味無い事のようである。TДT)

K「ま、やるしかないな…」
俺「…だな…」
P「お~い!早くやろう~!」
ガクッ(≦л≦)

俺はベースギターのアンプの音量を調整した。
ボン、ボン♪
隣では、Kがギターアンプの音量を調整していた。
ビン!ビン!

かなり大きな音量だった。

当然、ミキサーなんかある訳がないライブだった…。´Д`)

(なんか聞こえないなぁ~…)
俺は自分のボリュウームをもっと大きくした。*゚ー゚)

Kも
(ち!ベースばっかり大きくしやがって!)
と、思ったのか、自分の音をさらに大きくした。*゚ー゚:)
俺、
(また、大きくしやがった!よ~し)`Д´)=3
ボリュームを最大にした。

…Kも最大にしたらしい。こっちを見て笑ってる。ニヤッ
…俺も、ニヤッ。フフフフ…。

「よし!いくぜ!」
Pがスティックを叩いて、カウントをとる。

カッ!カッ!カッ!カッ!
♪バ~ン!

♪グッド・オールド・ロックン・ロール♪が始まった。

後編の後編につづく。





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Last updated  2003.10.14 06:17:04



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