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夜遅く、仕事から帰ると、マロが外で寝ていた。
…? 「マロ…どうしたんだ?…暑いのか?」 いつもは自分の小屋で寝ているのに、今日に限って、外で見張りをしていたが、力つきて寝たような格好で寝ていた。 俺を見つけると、嬉しそうに尻尾をパタパタさせた。 しかし、まだ、誰かを探しているようにキョロキョロしているので、 「なに?誰も居ないぞ、マロ…」 …! 「あ、そうか!」 マロは、上の娘を探していたんだ。 今、修学旅行で九州へ行ってる娘。 毎日の散歩はほとんど上の娘が行く。 学校から帰って来ると、一番に 「マロただいま~」 と、マロに一番に声を掛ける。 マロの面倒を一番みているのが、上の娘なのだ。 それが、二日も居ない。 「お前、寂しいのか?それとも、ずっと顔を見ないから、心配してたのか?…」 よしよし。 頭を撫でてやると、嬉しそうにするが、やっぱり娘を探す、マロ。 「マロ、明日の晩には帰って来るからな。心配するな、マロ。お前にも土産買って帰るっていってたぞ。」 それでも、何処かに隠れているんじゃないかと、探すマロ。 お前に言葉が通じたらなぁ…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.05.14 18:55:35
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