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カテゴリ:さんぽ(関西)
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とにかく。この興福寺と言う巨大な寺院にはどれほどのお宝があるのでしょうか。欲張りな私は全部見ようときりきり舞いです。それでもかなり見落としているでしょうね。 西国九番、南円堂は朝の景色がお勧め。中華風の華やかな建物が朝日に輝き、彩(いろ)が一段と際立ちます。特に柱の朱と扉の緑青っぽい色のコントラストが鮮やかです。 この日は特別公開で南円堂に入る事ができました。中では金色の大仏に目を奪われがちですが、回りに配置された彫像も彫が深くて幻想的でした。日ごろ公開していないためでしょうか、保存状態は最高です。中には手で触れる距離なのに望遠鏡で見ている女性がいました。彫りの一本一本まで見ているのでしょうか。マニアですねぇ。 五重塔の横にある古びた木造建築、東金堂の中にも国宝があります。すでに過食気味。建物の中には寂れた雰囲気の彫像や仏像、すっかり地の色が出て陰鬱そうです。でも日本人、いやいや関西人はどうやら昔から派手好きで、彫刻にもカラフルに彩色されたものがあったようです。残念ながら紫外線や高い湿度で色が落ちたのでしょう。これらの国宝に対面するときは十分な想像力を持って彩色されていた姿を想像すると楽しいですよ。 先ほど紹介した南円堂から猿沢の池に向かって階段を下っていくと右手にお地蔵さんと三重塔が見えます。五重塔があまりに有名で目立たないため、人気(ひとけ)がなく、時々写真を撮っていく人がいる程度です。私はこの場所が気に入って、休憩がてら少し風景を眺めていました。涼しい風が気持ちよかったです。 さあ今度は猿沢の池に向かって下って行きます。 興福寺 南円堂 お出かけお勧め度 子供連れ ★☆☆☆☆ カップル ★★☆☆☆ 歴史好き ★★★☆☆ 西国九番、南円堂。いわゆる日本風オリエンテーリングの重要なスタンプポイント。本当は五重塔の辺りから見ると綺麗なのでしょうが、いまは工事中の所がありもう少し建物に近づいたほうが綺麗に見えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 10, 2005 01:11:21 PM
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