たくたくコラム Blog出張所

2010/05/08(土)00:35

神事「奈良の祭」

奈良(131)

写真を撮影するかどうか、紹介するかどうかは悩みました。考えた末で紹介しています。 これから2回に分けて言い訳をします。皆さん、逃げるなら今です(笑)主催者側も撮影に対して何のコメントもされていませんでした。撮影がだめな場合は必ずアナウンスがありますが、皆さん撮影をされていたので禁止まではされていないことも確かです。 日本の神は写真を嫌います。なぜでしょう。 先に言えばわかりません。ここからは私の妄想が暴走します。神道は原始宗教で世界三大宗教のように高度宗教に到達しませんでした。聖書やコーランのような絶対的な経典がないからです。神道は多神教であり、それぞれの神が言うことは異なります。自然現象の風や雷も神としてあがめられるように日本人はなんでも神にしてしまい、神社ごとに教えが異なってきます。統一神、絶対神が出てこなかったのです。 春日大社は藤原氏の氏神です。先祖崇拝であり一般的な「神」とは一致しません。参拝は先祖への挨拶と同じです。この風習は日本人が正月に実家に戻って家長に会うことで踏襲されているようです。今は氏(うじ)と苗字が一致しているのでわかりにくいのですが、本来は別のものです。藤原氏の近衛さんであり、源氏の徳川さんであったわけで、前が氏で後ろが苗字です。氏の分類方法はいくつかありますが、同一の氏神を持つグループとも定義できます。血のつながりがない場合もあり、特に源氏や平氏は天皇の子孫が在野に降りるとき天皇家が贈与する氏なのです。だから源氏も平氏もいくらでもいるわけです。 学生時代これを知らなくて、鎌倉幕府の時にどれほど理解に苦しんだか…。あ、神事の話は続きます。

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