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カテゴリ:シンガポール
街は変わらないのですが、変化している事があります。 それは私の年齢であり、経験であり、感情です。海外旅行に慣れていないときに訪れたシンガポール、家内と一緒に訪れたシンガポール、日本人の同僚と訪れたシンガポール、会社の組織に嫌悪感を抱きながら訪れたシンガポール…私はその時の感情をBlogの日記に置き去りにしています。その時の感覚は1年もすれば忘れてしまうのですが、文章になっていれば思い出す事が出来、たまには未来の自分を励ます事もできます。 今回、シンガポールにはどんな感情を携帯してきたでしょうか。人がうらやむグローバル組織の中で説明が難しいのですが、かつての小さな会社で苦しんだ仕事のような主導権が持てない事から虚無感がぶら下がっています。「井の中の蛙、大海を知らず」大海に出た蛙は井の中に戻る事を望んでいるのです。2011年になった今もその虚無感が続いているのですが、この時は虚無感が明確に感じられ始めた時かもしれません。この虚無感を打破すべく上司には相談に乗ってもらっています。わかりやすく言えばグローバルの組織から抜ける事です。企業としては代役がいない仕事として信頼してもらい大きく期待してもらっていることは知っているのですが、個人的にはもっと小さいけどもすべてが自分でコントロールできる仕事がやりたいのです。贅沢な事を言っている事は十分に承知ですがどうにか2011年のうちには日本の組織に戻れそうです。 そんな虚無感の中、見慣れた景観の中で新しい自分を見つける事の難しさに苦しんでいた時期を記憶としてとどめておこうかと考えています。こんなことに悩むなど、まだ若かったのだと将来読み返せるように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 3, 2011 08:12:19 AM
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