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カテゴリ:シンガポール
今は何をやっても儲かる、だから何にでも無尽蔵に投資できる…私が働いている会社は派手な買い物で有名ですがシンガポールへの投資も大胆です。中国やインドが薄利多売で躍進する今でも、シンガポールは「利益率が高い」魅力のある市場です。リソース(人海戦術的)オフィスはタイやマレーシア、最近はその周辺諸国にも広がってきましたが今でも生産拠点はシンガポール周辺が便利なようです。 シンガポールへの投資合戦が住民にとって幸せなのかわかりません。もちろんバブル時期特有の活気で金が無くても(借金があっても)幸せな気分にはなるでしょうが、物価は上昇し、生活は苦しくなり、貧富格差は拡大します。富の頂点がセントーサ島のモールかもしれません。シンガポール住民を対象とした店では無いでしょう。もしくは10%程度を占めるシンガポール富裕層が対象かも知れません。カオス的なシャンデリアや威圧的な彫像はハリウッドなどと同じカジノエリアの印象です。 このモール、入り口周りの写真を撮影しただけで中まで入っていません。興味がもてません。疎遠な高級ブティック街、アジアの雰囲気はまったくありません。難波でさえ興味のある店が少なくなってつまらないと感じる最近、こんな典型的な金持ち街に興味など沸くわけがありません。それでは何をしに来ているのでしょうか…理由は簡単、涼んでいるのです(笑) 最後になりましたがここまで述べてきたのは2010年のシンガポールです。シンガポールの現在を知っている人であれば「間違っている」と気になったことでしょう。2011年に入りシンガポール経済は明らかな停滞期に入りました。リー・クアン・ユー引退との因果か関係はわかりませんが、この急落が短期的な停滞で終わるのか、今の株価の下がり具合から見てバブルが崩壊まで行くのか、ここから底力で巻き返すのか…これからが楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 22, 2011 06:43:50 AM
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