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カテゴリ:神戸
COP17は骨抜きの合意でした。京都議定書も期限切れとなりますし、日本を含め延期にも否定的です。これはCO2排出についての管理はやめると言う事を意味しています…あれだけ騒いで何だったのか、温暖化は解消されるのか。やめたくなる理由がわからなくもないのです。福島の事故で原子力発電は減少傾向…誰もが予想している事実としてCO2削減は原子力発電を増やすための口実だった、それが顕著なのは福島の事故で原子力がダメになるとどこの国もやる気をなくしたのです。アメリカは最初から原子力発電に否定的でしたから、ある意味健全な国として京都議定書には参加しなかったのかも。 原子力の話が都市伝説だとしても中国やインドなどで無制限に増えていくCO2排出量、意味の見えない排出量取引…多くの国が醒めてしまうのもわからなくはありません。私はもともと京都議定書に反対意見でした。CO2だけというのが気に入らなかったからです。でも地球温暖化を抑制しようと言う試みの副次的な効果として省エネルギーにつながりますから、その努力が途切れることについては残念でなりません。まあ京都議定書など無くても企業はコスト削減のために省エネルギーを続けるでしょう。 原油の値段が上がっていけば自然と化石エネルギーの使用量減少は続くはずでした。しかし最近、天然ガスの新しい採取方法が石油の値段上昇で採算可能となりその産出量は無尽蔵に近い状況となってきました。結果、風力発電、太陽光発電などへの熱が醒め、原子力発電なしでも乗り切れる目処が立ってきました。ただ悪いニュースではありません。石油より、原子力より天然ガスがよい事は確かです。 世界が温暖化防止をやめてしまっても、私達ができることは少なくありません。節電、綺麗な海を守ること、そしてもう一つは緑を守っていくことです。日本は緑の多い国、大阪府が行っている「アドプトフォレスト」などの間伐活動は私達が参加できる温暖化防止活動の一つになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 24, 2011 07:53:13 PM
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