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2007.02.28
テーマ：テニス(3348)
カテゴリ：その他スポーツ
過日のニュースで、テニスのウィンブルドンの優勝者の賞金の金額が、これまで男子の方が女子よりも高かったのが、このたび同額になったとのことでした。
往年の女子の名テニス選手のキング夫人が、「ウィンブルドンの優勝選手の賞金が、男女同額になるまでは死ねない」と言っているということを、新聞記事で見たことがありましたが、キング夫人、さぞ喜んでおられることでしょう。 以前からテニスの女子選手に、大会の優勝者への金額が、女子よりも男子の方が高いことに不満を持ち、男女同額にするよう要求している、というケースが多いと聞いていましたが、う～ん、しかし私は実力が男子の方が女子よりも上、しかも男子の方がセット数が多いのだから、男子の方が優勝金額が高いことに不合理はないのでは、と思っていました。 「そんなことはない、女子選手の実力はけして男子選手に劣らない」という女子選手もおられそうですね。 たしかにあらゆるスポーツの中で、テニスはもっとも男女の実力差が小さいスポーツだといいますから、女子の実力は男子に劣らない、という反論は甘んじて受けるとして、動かぬ事実は男子の方がセット数が多い、ということです。 これに対してもキング夫人は、「しかし世間やテニスファンは、男子の試合より女子の試合の方に注目している、興業性という面では女子の方が高い」と言っているとのこと。 つまり興業収益という方面には女子の方が貢献している、したがって男女の優勝金額を同額にすることに不合理はない、ということなのでしょう。 言われてみればそれはたしかにそのようですね。 新聞などのテニスの４大大会についての報道は、男子の試合よりも女子の試合の方を大きく報じています。 一般にテニスやバレーボールの試合は男子の試合より女子の試合の方が見ていて面白い、といいますからね。 男子は女子より力が強いから、テニスのスマッシュや、バレーボールのアタックなど、男子の場合は一発強いボールを打ってしまえばそれで決まってしまっておしまい。 ラリーがあまり続かないからおもしろくない。 これに対して女子の試合は、スマッシュやアタックなど強打されても、テニスならばけっこうリターンできたり、バレーならばけっこうレシーブできて、ラリーが続くから女子の試合の方がおもしろい、といいます。 世間は女子の試合の方に注目しているから、興業収益にはたしかに女子の方が貢献しているのでしょう。 う～ん、それならばたしかにキング夫人のいうことは筋が通っており、テニスの４大大会などでの男女の優勝者の金額が同額になる、ということに不合理はないのかもしれませんね。 まあとにかく男女とも、各選手大いに競い合って、テニスファンを楽しませてほしいと思います。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2007.02.28 15:23:25
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