でっかい独り言、内緒話に戯言三昧

​NHKのグレーテルのかまど​で、母校独特の希望満充が紹介されるらしい。
私が在校した当時は、入学式が終わって、
寮生が最初に食べる昼食にでてくるのだけど、
緊張と今日から寮に入るという、何とも言えない感情で
昼食を食べるのも精一杯なのに、とてもじゃないけど、食べられない。
ところが、翌年、あっさりぺろりと食べられたので、
一年の成長ってすごいな（いや違う）と思った。
当時は、この時しか出ないので、通学生は知らなかったよなぁ。

父母として戻った時に、父母委員会でなにかのきっかけて希望満充の話になり、
その場にいた父母、誰も知らなかった。
もちろん、私を含めて卒業生は何人かいたけれど、「寮生」がいなかった。
言葉で説明するのが難しかったので、
作って持って行った。
その後数年、お正月に作ってた。
作って思う。
よくこんなもの食べてたわ。

​自由学園のお食事​
もう何年か前、卒業生が人気のあるレシピをまとめて本にした。
お食事とお食後があって、希望満充はどちらにも載ってる。
…そんなに人気だとは思わないけれど、確実に懐かしくはある…
このお食事のほうは、卒業生から思い出のコメントを集めたのだけど、
偶然、お嬢と私のコメントが載っている。
ほとんど都市伝説レベルなのだけど、
お料理の先生と二人で、約６００人分のオムレツを焼いたことがある。
そもそも、この時のお料理の先生は、松本楼のシェフで
「600人分のオムレツを２時間で作るのは可能だ」といったことで
悪乗りしたうちのクラスがやるといいだしたらしい。
というのも、私はその場にいなかったので。
決まってしまったら、やるしかなく、終わった時には、腕はぱんぱんで
ぷるぷるして何もできない。
その様子をみた先生がにっこり笑って
「あ～、ごめんね、ボクは毎日ダンベルで鍛えてるんだよ」
一か月前に、やることが決まった時に言ってくれよ！
２０年近く、卵が苦手になっていたけれど、
久しぶりにやってみたら、手が覚えてた。
恐ろしいものだ…