2024/03/24(日)10:55
「超」創造法生成AIで知的活動はどう変わる?
第1部 ChatGPTを使う(生成系AIは何に使えて、何に使えないか/生成系AIは平気で嘘を言う/ChatGPTで単純知的作業を効率化する ほか)
第2部 どうすればアイディアを生み出せるか(アイディアを生み出すプロセス/仕事をすることで創造する/「超」メモで、アイディアを成長させる ほか)
第3部 生成系AIは社会をどう変える?(教育は生成系AIとどう向き合うか/企業や行政は生成系AIをどう使うか/生成系AIに職を奪われる人、成長する人)
本書は生成系AIのうち、対話型AIで文章作成をするものについて論じている。画像、動画、音楽は対象としていない。
本書から学んだこと
・生成AIが常に正確な情報を提供できるわけではなく、知的作業の成果というよりは、むしろ周辺作業の効率化に焦点を当てるべき
・ChatGPTが機能しなかった例→公的年金のマクロ経済スライドの説明、鶴亀算、連立方程式、ウェブスクレイピング、、、
・有効な用途→翻訳、要約、校正、資料やデータのありかを教えてもらう、雑談
・逆向き文章法→要約をChatGPTに入力して、文章をふくらませる
・キーワード文章法→キーワード、キーフレーズを使って説明を補わせる
・音声入力+ChatGPTで文章作成効率アップ
・ChatGPTに「あなたは一流の経済担当デスクです」といった立場を規定するのは、あまり効果がない。むしろ、こちらの状況を適切に伝えるほうが効果的。
・生成AIとの出会いで経験する3段階は→第1段階:驚き、第2段階:失望、第3段階:どうすれば有効活用できるか
・著者が提案するChatGPTの使いみちの例→役所の窓口業務、統計データを提供する仕組み
・アイディアの出し方→頭の中を問題で満たし、仕事の環境を少し変える
・最終判断は人間がしなくてはならない。
・文章のマーケットをレモンの市場としないことが、文章に関わる仕事をしている人たちの最大の課題。
著者のnoteから
生成系AIを駆使するためのプロンプト集
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