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ふと、ここ横浜に越してきた時のことを思い返してみた。
結婚して3年後、ツインズは2歳。
引越し最中わたしはずっと気分が悪い。それは、3男を身ごもっていたから。
出産は里帰り。
越してきてすぐに周囲りに目を配る暇などなく、公園デビューだの近所のことなどのお付き合い関係を意識するようになったのは、その後1年経ってからだった。
幸い私自身の性格からして、人と接することはなんでもないことで、まずは住んでいるマンション仲間との接点からはじまった。
このマンション仲間っていうのが、大げさだけど運命の出会いだった。
わたしをのぞいて他3人。
このメンバーは、みんな子持ちでその年齢も近いっていうか同じ人もいた。
Jさんは3人の子持ち。Kさんは二人。Tさんはひとり。
当然、子供のことを通じて急速にお付き合いは深まる。
子供を引き連れて、車かっとばして1時間かかる公園へ行ったり、
花見、クリスマス会、お誕生会とかを企画したり。
子供が入園してからは母たちだけで、お買い物とか。
夜は、子供たちが寝静まってから、どこかの家に集合して杯を酌み交わしたり。
子育て真っ最中の大変な時だったからこそ、互いに助け合ったり。
正直言って、まだ5歳にも満たない子供たちが家庭に複数いるって、だんなが仕事に行ってる間の母の髪の振り乱しようって言ったら、ほんとにすごいもの。
だんなに愚痴をいっぱい言う代わりに、わたしには分かち合ったり、助けてくれる仲間がいたっていうこと。
感謝してほしいな~~~だんなには。
誰かが、病気や入院、はたまた母本人が具合悪かった時は、子供たちを預かりお昼や夕飯を食べさせる。
お買い物を代わりにしてきたり、幼稚園のお迎えに行ったり。
この仲間、うわべだけの付き合いだけでなく、心底悩みを打ち明けその打開策を考えたり、
子供たちの成長の過程で、困った事態に陥った時、よくない部分をきちんと指摘できるそういう仲間でもある。
いろんなことも学んだ。さまざまな状況の仲での人付き合いの対処法。
いろ~~~~んな人がいるんだっていうこと。今では、ほんとよくわかるよ。
いろんな人いるもんね。わたしには理解できない感性や道徳観の持ち主がいたりする。
この4人今では、住む場所はこのマンションからばらばらに散ってしまったものの、お付き合いは依然としてつづいており、たまに合う時が楽しみでもある。
ただ一人だけは、飛行機に乗らないとどうしようもない遠くに離れてしまったので、それがちと残念であるが・・。
その後、もちろん母同士のお付き合いってこのメンバーに限られたことではなく、
いろいろなシチュエーションで幅が出てくるのは当然なんだけど、わたしにとっては全てここが原点でここからはじまったって感じ。
だんなの仕事の関係で引越しの多い我が家。
ここ横浜にあとどれだけいれるかわからない。
でも、確実にこれだけは言える。
このマンション仲間は、わたしにとっての育児戦争、そして横浜生活の全てなのだ。
+ le ciel vert +