悪夢のエレベーター
★★★鑑賞No:01900製作:2009年監督:堀部圭亮出演:内野聖陽/佐津川愛美/モト冬樹/斎藤工小川順が頭の痛みを覚えながら目を覚ますと、そこはエレベーターの中だった。エレベーターは急停止した状態で、中には刑務所帰りの男、過去が見える超能力者、自殺願望の少女が乗っていた。しかし非常ボタンは故障し、携帯電話は電池切れで外部と連絡が取れないため、助けを呼ぶことができず・・・。先が読めない展開というのはこの手の映画につきもので、まったくゼロの情報からのスタートなので興味津々で観始めたが、事実は次第に明らかにされていく過程は面白いものの意外性という点では期待ほどではなかった。終始舞台はエレベーター内かも思いきや、そうではなかったのも徹底した密室劇でない甘さが露呈した内容の濃さになっている。俳優陣はなかなか個性的で適役だった。