シネマ大好き!

2009/01/17(土)00:03

ラースと、その彼女

洋画-2007年(102)

★★★ 鑑賞No:01682 製作:2007年 監督:クレイグ・ギレスピー 出演:ライアン・ゴズリング/エミリー・モーティマー アメリカ中西部の小さな町に住むラースはとても優しく純粋な青年で、町の誰からも慕われていた。しかし女性と積極的に交際しようとしないため、ずっと彼女がおらず、同じ敷地内に住む兄のガスとその妻カリンらは心配していた。 そんなある日、ラースがガス夫婦に「彼女を紹介する」と言い出す。喜んでその彼女に会ったガス夫婦だったが、彼女とはビアンカと名付けられたリアルドールだった・・・・。 リアルドールを恋人にする男なんて単なる変人?あるいは変態男の話?と思いきや、何か深~い話でした。主人公のラースは物静かで大人しく優しい青年。一見奥手でそれがために彼女ができないのかと思いきや、意外ともてるのです。でもそんなアプローチからも何故か逃げているため、彼女ができません。この映画を心地よいものにしているのは悪者が一人も出てこないことです。一つ間違えればかなり危ない男・ラースを、家族も町の人も温かく見守り、そして人形のビアンカさせ、一人の女性と扱っていることです。この温かい周りの人たちによってラースは一人の男として一つの殻を破るわけですが、ほんわか系の良作でした。

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