こたつ
こたつを出しました。 我が家の女性陣が大好きな「おこた」です。 テーブルの設定が完了し 密封されたクリーニングの袋から、8カ月ぶりにこたつ布団を引き出すと・・・。 「あっ、タクトの匂いがする。」 クリーニング店でオゾン洗浄は処理済みでしたが 布団の裏に微かに残っていました。 懐かしい残り香がします。 こたつ大好きわんこでした。(思い出写真) 子供のような寝顔でした。(思い出写真) お気に入りのワンコ枕でした。 あの時は先々の不安もなく、こんな季節の訪れを当然のように迎えていました。 でも、いまは・・・。 リビングや掃出し窓の隅に残っていた毛玉も消えていき 脳裏で描く平面的なイメージの中でしか、思い出せなくなっていくことに 一抹の寂しさを感じたりします。 そして・・・ 時折こうして、リアルな忘れ形見に出会ったりしたときは 「まだ、ここにいる。」と 喜びつつも、哀惜の影が広がっていきます。 でもね、ありがとう・・・。 記念日のお祝いをしました。あいぽんも早く帰ってきたよ。タクちゃんも一緒にね。 おにぃ達から、欧州旅行のお土産に頂いたビールで乾杯しました。 シャンパンのように軽い飲み口と、スッキリとした味で、とても美味しかったです。 「おにぃ、キエちゃん、ご馳走様でした。」 来月は師走です。 ほんと過ぎ去った時間は早く感じるものですね。 でも、あの日からまだ4カ月しか経っていないこともあってか 気づいたり、考えたりすると、思い出は直ぐに時間を遡って行きます。 もしかして、こうした心の旅(精神状態)を 「時間旅行(タイムトラベル)」というのでしょうか。