ニッポン放送株の争奪戦
フジテレビジョンは8日、応募が7日に締め切られたニッポン放送株に対する公開買い付け(TOB)の結果を発表。発行済み株式の36.47%に当たる株を取得し、目標にしていた保有比率の25%超を確保してTOBは成立。議決権ベースの推計値は39.26%で、合併や任期途中の役員解任などの重要案件を株主総会で拒否できる3分の1超を上回った。 ニッポン放送株の争奪戦の今後は、ニッポン放送がフジを引受先として発行する新株予約権に対しての差し止めを巡る法廷闘争にうつる。 フジの25%超取得で、ニッポン放送が保有するフジ株の議決権が、商法の規定で消滅する。その結果、筆頭株主のライブドアによるニッポン放送を通じたフジサンケイグループ全体への影響はなくなった。 ただ、ライブドアは、市場でニッポン放送株の買い増しを進め45%保有のため、ライブドアとフジの大株主2社で保有比率が80%を超える。東証の上場基準は株主10社の保有比率が80%を超え、1年以内に改善されない場合は上場廃止になるため、ニッポン放送の上場廃止は確実になった。