10月10日(月)は銭湯の日
東京都江東区の公衆浴場商業協同組合が1991(平成3)年に実施し、その後全国に広まった。
「せんとお(千十=1010)」の語呂合せ。
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私は小学生の頃、寅さんで有名な柴又近くの東京下町に住んでいました。
お風呂がなかったので、毎日家族で銭湯に通いました。
脱いだ靴を木札がついている靴入れにしまい、女湯ののれんをくぐります。
番台に座ったおじさんが「いらっしゃい。」と大きな声をかけてくれます。
富士山など壁に描かれた絵を眺めながら、熱いお湯にがまんして入ったことはよくおぼえています。
銭湯通い一番の楽しみは、入浴後。
黄色く甘いリンゴジュースかコーヒー牛乳の瓶を買い、紙蓋をピンでとって飲む。
また、銭湯のむかいで営業しているお店屋さんで好きなアイスを選ぶ。
寒い時期は、向かいの肉屋さんに向い、揚げたてで湯気がでているコロッケを1つ包んでもらう。そのときのケチャップ味が今でも忘れられず、私は今でも揚げたてだけはケチャップで食べます。それ以外はソースですが。
夏休みに帰省したとき、子供たちを懐かしい銭湯に連れて行きました。
やはり、子供たちが喜んだのは、瓶に入ったコーヒー牛乳。
昔と変わらない味がしました。
今は自宅にお風呂がある人が多いので、銭湯が少なくなりました。
大型の温泉施設があちこちに建設され、食事をしたり宿泊したりといたれりつくせり。
主人の趣味が温泉なので年に何回か行きます。何処へ行っても必ずコーヒー牛乳の瓶を探し、あると必ず子供たちに買ってとせがまれます。
お風呂それ自体より、銭湯までの道のりや入浴後の楽しみを家族と過ごしたことが、私にとっての幸せな記憶なのかもしれません。
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