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カテゴリ:TV・映画・レンタル
純愛ロスという言葉が広まっていますが、そこまでとはいわないものの、私も相当「純と愛」にはまっていました。
1日数回視聴して全話観ましたし、ネットは公式HP以外にも口コミ欄をいくつか毎日チェックして自分も投稿したり。 ノベライズの下巻を3月初めに読みましたが、結末までを一気読みしたときは涙が止まらず、最後の一行が希望を感じさせる文だったからこそ、このお話が視聴者に伝えたかったメッセージに深く感動しました。 ところが、テレビで放映された最終回最後の場面ではその一文の描写が小説よりもあいまいで、映像でのラストシーンに期待をしていた私は少し納得できませんでした。 そして、昨晩BSプレミアムで放映された「富士子のかれいな一日」は、私が感動したノベライズの作者・丸山智氏が脚本を担当されるということで期待して観ました。 ドラマ自体はミュージカル仕立てで、吉田羊さん演じる桐野富士子さんの仕事に対する姿勢やアラフォー世代の心情を短い中でうまく表現していたと思います。 とくにナレーションを主人公本人が心の声として話すところは純と同じ。しかも本編のときよりも女性部分が増えていてかわいかったですね。 桐野さん以外にも、水野さんと千香さんやコーラス部の女性陣たちがその後幸せに暮らしているという設定だけでなく、ベルボーイの方の成長も含めてスピンオフとして観られてうれしかったです。 ただ、富士子さんと同じく元彼さんの話したかった内容というのが知りたかったですし、全体的に本編に比べて心に残る台詞があまりなかったかな。 そして、このお話の中で誰もが一番気にしていた愛くんのその後についてですが、 桐野さんが電話で「愛くんはどう?」と聞いたのに対し、純が一瞬躊躇してから笑顔で答えた台詞。 「相変わらず仲良くしてる、花見もしてる」 純は夜中でもホテルの制服を着てお客さんに話しかけていたので、サザンアイランドホテルは営業しているのでしょう。でも愛くんはそばにはいなくて登場しなかった。 この台詞と描写で私が思ったことは、 愛くんは生きている。花が見られるのなら、眠ったままではなく目覚めているはず。 最終回の最後に写った「社長 待田純」として働いているのなら、ジュークボックスも愛くんが直したと思いたい。 でも、腫瘍が取りきれていないはずなので、一時良くなったのだとしてもまた具合が悪くなることは避けられないはず。 せめて車椅子に乗れるぐらいであってほしいと願いますが、たとえベッドで話せず、身動きができない状態だったとしても、純にとってはそばにいてくれるだけで十分なのではないかと思います。 私の母も療養の病院で寝たきりです。自分では食べることも寝返りもうてません。家族のことがわからないときもあります。でも何も出来なくてもそこにいてくれるだけでいいんです。たとえ心の声が聞こえなくても、心は繋がっています。 視聴する人それぞれが自分の思う通りを心に描く。スピンオフを通しても純と愛のお話にブレはなかったですね。脚本が違っても原案は遊川氏なのですから当然ですね。 かれいをひらがなにしたのは、「華麗」ではなく「加齢」と読ませるためだったのでしょうか? 私は続編を朝ドラ時間に希望ではなく、もっといろいろなスピンオフを今回のような夜の時間帯にでも放映してもらいたいと思います。それなら観たい人だけが観ればいいので。地上波ではまた公共の電波でみんなのお金を使ってという人がいるのでBSだったんでしょうね。 一方、純と愛が終わってから、出演者の方々が春の新ドラマにあちこち出られていますが、若村麻由美さんは本当にすごいですね。 鴨、京都へ行く。妻はくノ一、遺留捜査、潜入探偵トカゲ、とひっぱりだこ。 よほど強烈で愛情深い多恵子さんの演技が評価されたのでしょうね。 夏菜さんや風間さんも今後の活躍を期待しています。 ダブルスに出演されていた夏菜さんは、髪型は同じでしたが話し方などはおとなしめなキャラで眼鏡姿がかわいかったですね。 風間さんはAスタジオで鶴瓶さんから、「普通ができるから狂気ができるんだ」と褒められていましたね。 ジャニーズの中でもMC担当ができるほどトークが上手な風間さんなので、ドラマの役者としてだけではなく先輩方のようにジャンルを問わず様々なものに出演してほしいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年04月21日 23時26分49秒
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