ピアノ演奏グレード8級 ~自由曲
Bコースの自由曲は2曲。レベルとしては バイエル終了~ブルグミュラー前半くらい。基礎的なテクニックが しっかりついていないときれいに演奏できませんしメロディーと伴奏とのバランスフレージングや アーティキュレーション、強弱の指示など『自分で考えて表現する』ことが必要になってきます。《みんなのオルガン・ピアノの本4》「みんなの~」シリーズ最後の本ですね。部分的にブルグミュラーの一部が出てきたりしますから『ブルグミュラー25の練習曲』前半の曲がちょうど8級レベルだともいえます。(もちろん、原曲で弾いてもらって問題ありません)《ピアノスタディシリーズ レパートリーコレクションズⅠ》バロック作品が かなり増えます。従って、右左それぞれの役割を考えてより美しいバランスで演奏することが大切。《ピアノメトード(名曲編)8級》vol.1~3バロック・古典中心ですがカヴァレフスキー・バルトークも入ってくるところが面白いレパートリー集となっています。不思議なことに、旧ピアノスタディ7・8(8級)に載っている曲がピアノメトードでは7・6級の本に載っていたりします。つまり、この辺りになると同じ曲でも、完成度によって 上の級へも持っていけるという事が いえますね。気をつけてほしいのは、「強弱の指示が全くない作品」でも、表現が求められること。フレーズについても同様でスラーも スタッカートも書かれていない曲は自分で フレーズをどこまで一息に歌うのか切るなら、どのように切って弾くのか考えて弾かなくてはなりません。スタディとメトードは、曲が かぶっていても 表現の指示は違ったりしますので、 それも選択の 1つのポイントになります。