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分子栄養学の三石先生が著書の中でこう書いています。
栄養学校の校長とレストランで食事をしたとき、三石先生が野菜を残したら校長先生は「今の野菜は水分だけですものね」と笑いました。 また、玄米食によって引き起こされる慢性の鉄欠乏性貧血だとか、有機野菜の亜硝酸によって発ガン物質ニトロソアミンが生成される問題だとかを取り上げ、「野菜は健康づくりに役に立たない」「もっと高タンパク食の肉や卵を食べなさい」と主張されていました。 ところが、その三石先生がお嫌いだった野菜に、私は今夢中なんです。 きっかけはちょっと前やっていたNHK朝ドラ「ほんまもん」でした。 若い女性の主人公が精進料理のおいしさに目覚めて精進料理専門店を熊野の奥地で開くという展開だったのですが、その中に出てきた精進料理、つまり野菜やキノコの料理をうまそうに食べている姿を毎朝見ているうちに、どうにもこうにも野菜が食べたくなってしまいました。 折しも経営勉強のために参加したセミナーで、講師の先生が熱っぽく野菜の素晴らしさを語るもんだからたまりません。(私は人に影響されやすいんでしょうか?) 今では家の冷蔵庫にはレタス、キャベツ、きゅうり、ベビーリーフ、小松菜、トマト、アボガド、エリンギ。冷蔵庫の外にはじゃがいも、ニンジン、タマネギ、にんにく、グレープフルーツ、りんご、バナナがあふれ、野菜と果物に囲まれた毎日を送るようになってしまいました。 特にお気に入りなのが生野菜のサラダです。いつも家に帰るのは夜の9時や10時くらいになるんですが、家に着いたらまずお米をとぎ、次にやるのがサラダを作ることなのです。とにかく山盛りサラダがないと私の晩御飯は始まりません。 そんな食生活を続けてもう1年以上になります。その間に気づいたことがいくつかあります。 よく「生野菜は身体を冷やす」だとか言いますけど、こんなに食べても全然身体が冷えたことがありません。かえって風邪も引かなくなったような気がします。 「温野菜の方がたくさん食べられる」といいますが、それもどうでもいいような気がします。それこそ三石先生が書いているように、今の野菜にはビタミンやミネラルなどの栄養素は減少していますし、農薬の問題もあるのですから、無理にたくさん食べる意味はあまりありません。 それよりも生野菜のメリットは「かさがあるから量が食べられない」という、まさにその一点にもあるんじゃないかと思います。 生野菜をたくさん食べているので、肉やごはんはあまり量を食べられません。それでいてお腹はいっぱい。大満足。夜中の11時や12時に食べているのにもかかわらず、お腹はちっとももたれない。朝は快便でとっても身体が軽い。これは私が半年で理想体重になれた大きな要因の一つだと思います。 このことから思うのは、日常の食生活がいかに影響が大きいかということです。どれだけ高価な治療法や健康法を実施しようと、毎日の生活の中でそれを打ち消すようなことをやっていたら効果が出るわけがありません。 でも野菜は健康のためではなく、おいしいから食べているんです。皆さんも美味しい本物の野菜があったら、ぜひ紹介してください。皆さんからの報告を楽しみにしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003年03月31日 15時55分28秒
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