数字に置き換えて再確認 ~ 市長・市議選挙へのこだわり その1
前の日記(4/23東村山市議会議員結果発表 http://plaza.rakuten.co.jp/tamakoganei12345/diary/200704230000/ )では、各候補者を投票数で並べてました。 そこへ 風坊主さんが、コメントを下さいました <奇麗に分配> 公明党はさすがに公明党員&学会員を割り振って、 皆さんお揃いで2000票前後で統一。 共産党も同じように党員を割り振っているだろうけど、 ブログ活動等の知名度の差が表れたかな? 草の根も熱狂的な支持母体を基に確実に当選をかけてくるけど、 今回矢野氏は少々危なかったですね。 野田氏と朝木氏はビジュアル効果もあるかも(笑) ポスターの写真は、 証明写真みたいに無表情で3か月以内に撮影のものに限る なんてしてみたら面白いかもしれない。 支持母体を持たずの初出馬の薄井氏は、 選挙前、選挙期間中の中傷にも係らずこの得票数は かなり立派と見てもいいかも。 風来坊さん、ありがとうございました。 お陰様で、私の考えを次段階へ押し上げてくれました。 投票せずに棄権した人も、有権者です。 棄権した理由を予想すると… 「興味ない」 「病気で入院中だから無理」 「一般紙で報道ないから平和なんだろう」 「不在者投票所へ行く時間も交通の便も無し」…? では 「各候補者毎の投票率を出してみる?」 「投票出来なかった人も含めたらどうなる? 『総有権者数』 =投票権持つ市民全員=100%中の支持率は?」 …で、この様に書いてみました。数字はシビアです。 (当日得票率は〔 %〕 、全有権者支持率は< %>で表記しました)市長選挙 当日有権者数 116,759人<100%> 当日投票者数 60,866人<52.1%> 当日棄権者数 55,893人<47,9%> 立候補者 当落 当日得票数 〔当日得票率〕<全有権者支持率> 渡部 尚 当 25,873票 〔42.5%〕 <22.2%> 小松 恭子 落 18,691票 〔30.7%〕 <16.0%> 小倉 昌子 落 14,464票 〔23.8%〕 <12.4%> 無効・不足票 1,838票 〔3.0%〕 <1.5%> 投票棄権者数 55,893人 〔--%〕 <47,9%>新市長の支持率は、当日投票数では〔42.5%〕で、半数近くですが、実際の全有権者数で見ると <22.2%>=1/4以下でした。これでは「全市民の総意で指名された市長」と言えるのか?またもや市民に不都合なコトが起きても、市長の投票数より多かった棄権票数が無視されて、再び「サイレント・マジョリティ」の単語が悪用?されそうな数字に見えます。続いて… 東村山市議(定数 26名、立候補28名) 当日有権者数 116,759人÷定数26名 = 市議1名辺り 4,491名 当日投票者数 57,048人<52.15%> = 2,341名で市議1名の当確ライン 当日棄権者数 55,837人<47,85%>当選順位/立候補者名/現新/当日得票数/〔当日得票率〕<全有権者支持率> 1 野田 数(自民) 現 4,017票 〔6,59%〕<3,4%> 2 朝木 直子(草根) 現 3,403票 〔5,58%〕<2,9%> 3 木内 徹(民主) 現 3,144票 〔5,16%〕<2,7%> 4 熊木 敏己(自民) 新 2,486票 〔4.08%〕<2,1%> 5 佐藤 真和(希望) 現 2,409票 〔3,95%〕<2,0%> 6 福田かづこ(共産) 現 2,373票 〔3,89%〕<2,3%> 7 丸山 登(自民) 現 2,349票 〔3,85%〕<2,0%>----- 当日投票者平均数(2,341名)ライン ----- 8 加藤 正俊(自民) 新 2,307票 〔3,79%〕<1,9%> 9 山川 昌子(公明) 現 2,184票 〔3,58%〕<1,8%> 10 伊藤 真一(公明) 新 2,131票 〔3,49%〕<1,8%> 11 奥谷 浩一(民主) 新 2,097票 〔3,44%〕<1,8%> 12 駒崎 高行(公明) 新 2,062票 〔3,38%〕<1,8%> 13 保延 務(共産) 現 2,061票 〔3,39%〕<1,8%> 14 薄井 政美(地元) 新 2,051票 〔3,37%〕<1,75%> 15 石橋 光明(公明) 新 2,028票 〔3,33%〕<1,8%> 16 島田 久仁(公明) 現 2,016票 〔3,31%〕<1,7%> 17 川上 隆之(公明) 現 1,982票 〔3,25%〕<1,7%> 18 鈴木 忠文(自民) 現 1,967票 〔3,23%〕<1,7%> 19 大塚恵美子(生活) 新 1,927票 〔3,16%〕<1,7%> 20 清沢 謙治(共産) 現 1,801票 〔2,95%〕<1,5%> 21 山口 美代(共産) 新 1,768票 〔2,90%〕<1,5%> 22 肥沼 茂男(自民) 現 1,742票 〔2,86%〕<1,5%> 23 田中 富造(共産) 現 1,723票 〔2,82%〕<1,5%> 24 島崎 洋子(自治) 現 1,714票 〔2,81%〕<1,5%> 25 北久保眞道(自民) 新 1,667票 〔2,73%〕<1,4%> 26 矢野 穂積(草根) 現 1,639票 〔2,69%〕<1,4%> 落 桑原 理佐(生活) 1,376票 〔2,25%〕<1,2%> 落 山田 敬子(無) 1,067票 〔1,75%〕<0,9%> 無効・不足票 1,395票 〔2,3%〕 <1,2%> 投票棄権者数 55,873人 〔--%〕 <47,9%> 第一位でも有権者の<3,4%> の支持だけなんですね。 驚きました。 公明党は一人当たり<1,8%>前後、党では<10,6%> 共産党がブログ報告者が<2,3%>と突出してる以外は 一人当たり<1,5~1,8%>、党では<8,3%> それぞれ、市内の支持者数がクッキリ浮かび上がった様です。 >上位2名はビジュアル効果で票集め… ビジュアル→4年前と同じ写真・デザイン使いまわす候補者が 上位3名も含め半分以上に見えましたが…? 特に上位2名は、若く見えます。 選挙ポスターは、就職活動の履歴書に相当すると考えると、 風来坊さんの「3か月以内に撮影のものに限る」のは、 常識に添う考えと思います。 ふつう、就職用の履歴書に4年前の写真を使ったら、 書類選考で落ちますよ。 3位は「民主党ブランド」=反「自公共」票が入ったんだと思います。 私も、ポスターと党名だけで判断してたら、 投票していたかもしれません。 その割に、家庭の事情で転入した議員の票が伸び悩んだのは、 意外なのか、当たり前なのか…。 自民が全員当選したのは驚きましたが やはり地元+商工会票のお陰なのでしょう。 古くからの人のつながりは強いのか、 しがらみに縛られて、選択できないか… 草の根候補者が2位と最下位にクッキリ分かれたのは 以外と面白…(以下自粛)。 一方的に配る「~新聞」は攻撃的な文体が並び、 一見「真実」を書いていると思いましたが、 私は、他方向からの意見を知ると読み取り方が変わりました。 ネットは、新人・当選、現職・落選とは、予想外でした。 投票を組織立てていないのか、内情あるのか…(憶測) 一人会派2名の得票合計にも注目して見て下さい。 薄井氏は、異色の職歴を持っている為、 現在、数箇所からの攻撃材料になっていますが、 数年続けているグルメブログでの読者とのコメント交換対応や、 「記者」経験を生かし情報収集・発信してるのが強みか。 薄井氏の職歴を知っても支持して当選させた人々がいるのは、 嫌味な言い方ですが、 市民の要望を無視する現職市議より 「やる気ある**ライター」が信頼出来ると痛感したのでしょう。 現職も市議以外も、非難してる暇があるなら、 東村山市が住みよい場所になる様、 知恵をだす時間へ当てて欲しいです。 その2へ続く