猫も食わない

うちの息子はお菓子大好き。

家にいると、日がな一日

「お菓子ー！お菓子ー！お菓子食べたーい！」とほざいています。

なんでも本人曰く、

「○○はお菓子と車が好きー。お菓子と車だけ好きー。」だそうで。

うちの母曰く、私が小さい頃はたいへん食が細く、

好んで食べるのはカルピスとチョコレートのみ。

「あなたはカルピスとチョコレートで育ったようなもの。」

とよく言われるほどどうもチョコレート好きだったようなんだけど、

でもいわゆる甘いもの好きというのとは違って、

好きなのはチョコレート系のお菓子のみ。

それ以外のあんこ系の和菓子、クッキー、ビスケット、キャラメル、キャンディー、

なんてものにはまったく興味がなかった。

というよりむしろ嫌いだったかな・・・？！

「お菓子買ってくれるおじさんについて行っちゃいけません」という戒めに、

"お菓子なんかほしくないもん。そんなんでついていくわけないじゃん"と思っていたくらいですから。。。

なのに、うちのこの息子ときたらチョコレートはもちろん、

クッキー、ビスケット、キャラメル、キャンディー、（和菓子はあまり食べさせたことがないのでよくわからない）

菓子と名がつくものならなんでも好き。

私にゃさっぱり理解できん。

特に、スーガスとかいう名前のフルーツキャラメルみたいなのが大好物。

日本で言うとハイチュウみたいなものかな？！

私はもちろんそんなもの与えたことないんだけど、

どうも幼稚園のタイ人保母さんや旦那が与えて味を覚えたらしく、

昨日なんて伊勢丹のスーパーで日本のハイチュウを見た途端、

「スーガス！スーガスだ！スーガス食べたい！！」

・・・へー、すごい嗅覚・・・というか好きこそものの・・・だな、

これがスーガスもどきということがパッケージ見ただけでわかるのかー、

と感心している場合ではなく、

「これは違う！これはまったくスーガスとは違うお菓子！」

とあわててその場を立ち去る、そんな有様。。。

昨日なんて、私のかばんの中にホールズのハニーレモン味が入っているのを知っていて

それを食わせろー、食わせろー、ともうほんっとうるさい。

言うこと聞かない息子に、

「じゃ、一個だけあげるから、それから歯磨きとシャワーをしようね」

とエサに使ったら、１個だけじゃすまなくて、２個、３個、次から次にほしがり、

しまいには「ぼくのアメ～、ママのおカバンに入ってる。」と

人のかばんを勝手に開け始める。

あー、だめよー！そこにはママのとっておきの明治のミルクチョコが～～～

みつかったら最後、息子は虫歯に、私は大好物を食べ損ねる。

「だめ、だめったらだめ。君はお菓子食べすぎですっ！」

こっちも本気でで死守したところ、お菓子な王子はこんな顔。↓

拗ねて、拗ねて、拗ねて拗ねて拗ねて、

なぜか洗濯機と壁の間に自らはさまろうとしています。

・・・アメ玉ひとつでよー、

大の男がよー・・・・・・・・・・

そんなにうらめしそうな顔で３０分以上もゴネるかさー・・・・・

・・・あ、っていうか、こいつはまだ大の男じゃなかったんだ。

小の男、少の小、単なる２歳児だったんだっけ。

・・・にしても、なんでこう栄養がなくて虫歯になるだけの菓子がすきなんでしょうかね。

砂糖と香料の味しかしないじゃん。

あ、そうだ、日本の誇る名優・健さんこと高倉健も見た目に似合わずチョコレート大好きなんだそうですね。

あそこまでの国民的男前ならそれもまた素敵だけど、

でも、この２歳児にキャラメルじゃな。

似合いすぎ。