イオのノンビリ地区

妻が必ず見る番組があります。
警察、消防、病院等の密着取材系のアレです。
「警察２４時」とかです。
泣いて、笑って、考えさせられながら観てます。

病院密着取材の番組のことです。
事故等で、高度救命センターに搬送されてきます。
事故の悲惨さに怯え。
家族の気持ちに涙。
Dr.の処置に感動。
妻の涙は止まらないって感じですね。

妻「やっぱり、処置が早いと助かる確率上がるね。」

俺「そりゃそうだよ。」

妻「ウチは病院近いから何かあっても５分くらいで着くね。」

俺「まぁね。」

という会話をしました。
しかし、妻は気づいていません。
私の住んでいる所は田舎です。
Dr.不足により、救急搬送出来なくなった病院もあります。
さらに、高度救命センターは、私の家から１時間かかります。
妻が思っている処置は、近くの病院ではできません。
妻のように思っている人は多いと思います。

いくら搬送が早くても、設備が無ければ処置出来ない。
救急車で搬送していただいても、
時間がかかりますし、救命士さんの処置にも限界があります。
（消防、救命士さんを非難している訳ではありませんから）

この番組を観ると、いつもそのことを考えてしまいます。
妻に付き合って観てますが、あまり良い気分はしません。

人の命にも地域格差があるんですね。
とても悲しくなります。