テーマ:今日のこと★☆(105773)
カテゴリ:社会現況に思うこと
2009年8月30日の衆院議員選挙で民主党が予想以上の大勝を獲得して、政権奪取に成功したことは、日本近代史に残る事柄となりました。
前回の衆院選の自民党小泉首相が唱えた郵政民営化選挙での自民党大勝の時と、真逆現象が今回起きたことは、過去四年間の大勝におごった自民党への国民の自戒を求める意志の表れだったのだと思うのです。 小泉首相の郵政民営化の公約は敢行したが、郵政民営化による全国的な国民へのメリット・デメリットを総合的に見たときには、郵政民営化が果たして良かったか疑問が残ると思うのです。さらに労働者派遣法改定などによる弊害や自由主義社会の原理に基づき諸規制の緩和がもたらした弊害などを考えると、政治改革・自民党改革の題目を唱えて国民の目を欺き通した結果、小泉首相以後の各首相および政権与党の各閣僚達は、戦後の日本の発展に寄与した過去の自民党の功績までにも泥を塗るような事態におとしめたことに気づかず、おごり高ぶった高慢な政治運営を続けてきたことに対する、国民の怒りが爆発したのだと思うのです。 今回の衆院選以前の各選挙での民主党の躍進ぶりに反省することもせず、更なるおごりの態度を貫いた天罰が下ったのだと思うのです。 戦後の日本復興を支えた国民の老後生活に不安感を与え、更に後期高齢者保険制度などの悪しき法制度を実施して社会福祉関連財源を削減するなど、国民の生活・老後に対する不安感を抱かせる事に慢心していた自民党に対して、国民からの退場を求める意志の表明だったとしか思えないのです。 今回の衆院選大勝で政権奪取した民主党には、くれぐれもマニフェストを忘れず、謙虚な姿勢で国民の意思表明に耳を傾け、自民党が出来なかった政治・構造改革を断行してもらいたいと思うのです。マニフェストは出来うることから逐次実行して行き、今後四年間で民主党の功績を国民に実感させてもらいたいものだと思うのです。 現麻生内閣で行われた第四次補正政策も、愚策については即刻ストップさせることを御願したいところです。 最後に、先ずはガソリン暫定税率廃止を行い、国民生活に直接・間接的に関わる経済対策から着手することを期待するところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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