|
カテゴリ:読書
4月20日(木)
「K・Nの悲劇」 高野和明著 あっという間に読了!!13階段の高野さんの3作目だ。 結論から言うと前2作の方が面白かった。でもそれは「この作者 の中では」と言う意味でのことであってこの本に関しては文句 なしに面白い本であった。 テーマは今回も凄く重たい。 フリーライターをしている主人公。本が売れたのでマンションを 買ったが、住んですぐに奥さんが妊娠する。不安定な収入。 奥さんの稼ぎがないと生活が出来ない。色々なことを考え、 今回はあきらめようと言う結論をした二人。 そして病院に行って・・・と言うところから事件が始まる。 軽くネタばらしすると奥さんが二重人格のような状態になって しまう。それが別の人格の憑依か、精神病かの判断がつかない。 その間にもどんどんお腹は大きくなり、謎は深まっていく。 そしてそれを解決する為に、1人の精神科医が登場する。 これは別人格がとりついたのだと思う夫。それに医学的な 見地から反論する精神科医。正直読んでる途中の自分自身。 こっちにゆらゆらこっちにゆらゆら(笑) そして衝撃的な結末。でも後味はすっきり。そんなところが この作者の魅力なんだろうね。 今回も魅力満載の1冊でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[読書] カテゴリの最新記事
|