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カテゴリ:や行の作家さん
11月1日(木)
「闇の底」 薬丸岳著 闇の底 待ってましたの第2弾。前作「天使のナイフ」で度肝を抜かれた 才能がどんな作品に仕上げるのかと言うのが非常に楽しみ だった。やっと本が回ってきましたよ。 ぶっちゃけすぐに犯人はわかっちゃったんですよね。外れてたけど(笑) だからwho(誰が)よりもwhy(なぜ)に重点を置いた作品なんだなと思って たんです。 思いっきりはずれたけど(笑) 意外性のある犯人や犯罪者とその被害者の葛藤と言うのは非常に 興味深かった。でもそれだけに意外な犯人は良いのだけど犯人が なぜその犯罪に手を染めるような気持ちになったのかは正直くみ とることができなかった。 オイラの独断だけどこの本のテーマは倍ぐらいの厚さを求めていた んじゃないかなぁ。さらっと扱うにはちょっと重過ぎるテーマだし、 もっともっと膨らんで欲しいエピソードがあったような気がします。 ただそれによってこの物語の素晴らしさが少しも損なわれることでは なくそれは作者の力量を知っているからこその贅沢(笑) うーんもう今から次作が楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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