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カテゴリ:た行の作家さん
11月24日(月)
「冷たい校舎の時は止まる 下巻」 辻村深月著 冷たい校舎の時は止まる(下) 長い長い物語でした。しかしこの長さはいわば必然。 この物語を描くにはこの長さが必要だったのでしょう。 死ぬまでにこれだけの面白い本に何冊出合えるか? それくらいのレベルのとんでもない小説でした!! 舞台は地方の名門高校。主な登場人物は大学入試のセンター 試験を一月後に控えた高校三年生。ある大雪の朝。 登校してきた生徒達は自分たち以外誰もいないことに気がつく。 初め戸惑う生徒達。そして彼らは気付く。時間が止まっている ことと彼らが外に出られないことに。2ヶ月前に文化祭の時に 自殺した生徒がいたが、その生徒の名前を誰も思い出せない ことに。。。 そして知らないうちに時が動き出し、そして次々に事件が起き る。 ネタばれしない程度に書きますが、勿論彼らが出られなくなった のはある者(ホスト)の意思。大きな流れはフーダニット、即ち 誰がホストなのか?という事になる。 まずはそこを気にしながら読むうちに読者は作者の手のひらで 踊らされ・・・後は読んで楽しんでね♪ 話の内容が面白いのは勿論ですが、登場人物も魅力的です。 私はやりませんでしたが、できれば登場人物についてメモしなが ら読むのが良いかもしれません。 この本はマイミク、もとい(笑)お気に入りに登録させて頂いている とむにゃ6612さんの感想を見てでしたが、この辻村さんとの出会い の場を与えていただいたことに感謝します。 完全に辻村ワールドにはまりそうです。しかしそうなると他のこと が手につかない(笑)悩ましいですが、読むっきゃないでしょ!! とむにゃさんありがとうございました!! ↓この本を読んでみたいと思った人は応援クリックをお願いします!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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