19番の独り言

6月3日(水)

『辞表を出して次へ行け！！』　長野慶太著


辞表を出して次へ行け！！

うーん良いね。何が良いって今の時代、リストラや
新卒採用の抑制などで転職をする機会はかってない
ほど大きくなってきていると思います。

しかしながらそうはいってもまだまだ転職なんて
どこの世界の話？という企業も多いと思います。大企業
を中心にね。

そんな状況に対し、著者は辞めることそのものの価値。
即ち、転職しなければ決して得られなかったスキルが
あるのだと説明しています。

転職＝スキルアップって使い古された表現ですが、この
ように説明されると頷くことしかできないですよね。

私は転職をしているのでよーく分かるのですが、転職経
験者は転職によってカルチャーギャップをこれ以上ない
くらい味わいます。だからこそこの会社の良い部分は
こうで、悪い部分はこうだというところがはっきり見え
てきます。それは自分の中で比較対象を出来る存在があ
るからです。

そして

これを理解しているかどうかって社会人人生を続けていく
上で非常に大事な部分ではないかと思います。

ちなみに本書の冒頭部分で書かれているのですが、アメリ
カの大企業のCEOは創業社長でも無い限り必ず転職歴がある
のが普通とのこと。

それはやはり(アメリカで)経営者になるには転職によって
しか得られないスキルが必要になるのだからであるだろうし、
本書では実際にどういったスキルを身につけることができる
のかについて多くの紙面が割かれています。

特に著書独自の言葉である
・グリップ理論
・バイキングちょっと術
は笑いの中にもしっかりとした理論があり好感度大です。

まとめると、

＜辞めなきゃわからんことがある＞