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カテゴリ:日々のこと
始めに謝っておきます。「暗い話でごめんなさい」
来週より、以前面接に行った事業所で働くことになったため、 元職場の利用者さん(お年寄り)に久々に会いに行ってきた。 そこで、ある人の訃報を聞く。 そのひとは私が春に退職する以前より「○○がやめて来なくなるなら私もやめる!」 と言っていた人。 長期欠席より復帰する直前に私が退職することとなり、来ていないとショックを受けるだろうと 復帰前に家にお邪魔し、「私がいなくても元気で来てね。」と説得した人。 退職以後も気になり、利用される日に様子を見に行ったりしていた。 8月末に覗いた時は体調を崩して休んでいると聞いていた。 でも良く大事をとって休む人だったのでまさか亡くなられるとは思ってなかった。 ぜひ、お線香をあげに行かせて欲しいとすぐに思ったが、いつの話かわからず、 タイミングも分からなかったので悩んでいた。 その帰り友人と久々に夕飯を食べに行っていると、電話があり、 その方と別の人が亡くなって、今日通夜だとのこと。 その人も私が入職時からの方で、何度も救急搬送に立ち会ったりしていた重度な方。 いつもは無口だけど私が話すといつもにこっと笑ってくれ、びっくりするくらい よく話をしてくれ、その笑顔に私が励まされていた大切な人。 時間は夜九時前。ためらったが、 すぐに斎場を聞くと、偶然にも帰り道。 偶然元職場に寄った日に偶然お通夜に寄らしてもらえるなんて きっと呼んで下さったんだと胸がいっぱいになりながら 斎場へ。 娘さんの話を聞きながら胸はさらにいっぱいに。 恥ずかしいぐらい泣いてしまったが、娘さんは喜んでくれた。 御棺の中のその人は、安らかなきれいな顔でした。 帰りには思い出が沢山あふれてきて何ともいえない思いで家路に。 帰ってポストをみると、驚く事が。 今日、始めに訃報を聞いた方のお嫁さんからの手紙が。 急いで読んでみると、なくなった事の報告と、 (一部抜粋)・・・ 今日、母の私物を片付けていたら、○○(私)さんの住所を書いたメモが 大事にしまってあり、本当に好きだったんだなあとあらためて思い、 ペンを取らせて頂きました。 49日までは元の部屋に母がいます。 もし、近くにお越しの時は、ぜひまいってやってください。 母も喜ぶと思います・・・・・・・と書いてある。 涙が止まりませんでした。 偶然にも訃報を聞いたその日に知らせの手紙が届き、 同じ日に導かれるようにもう一人の方のお通夜に行くことに。 偶然かもしれないけど、 でも、 きっとお二人が私を呼んでくださったのだと思いました。 今までもこの仕事をやってきて、 不思議なことや、悲しいことには遭遇してきましたが、 今日ほどいっぺんにやってきたことはありませんでした。 いつも人の死はつらく、何年やっても慣れませんが、その度多くのご家族から、 「良くやってくださって、きっとおばあちゃんも感謝してます。」と言われるたびに、 「別れはつらいけどやってきて良かった」と心から思います。 今日は本当につらいけど不思議な一日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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