今は昔
今では、一般家庭では余り行わ無くなりましたが、お正月飾りの主なものとして、門松、鏡餅、しめ縄があります。しめ縄は地方によって、「しめ飾り(注連飾り)」と呼ばれたり、「牛蒡〆」と呼ばれたりします。形もそれぞれ変わってきます。【門松】この門松は正月飾りの中でも重要なものとされ、正月に家庭に福をもたらせてくれる「年神様」が迷わないようにする目印となるものだそうです。年神様の依代(よりしろ)と言います。【しめ縄】地方によって「しめ飾り(注連飾り)」とか「牛蒡〆(ごぼうじめ)」と呼ばれ、神様の占める場所の境界線を示すものだと言われています。玄関に置けば、家の中には不浄なものが入らないとされています。【鏡餅】お正月に丸くした餅を重ねて、年神様のお供えとして神棚や床の間、家の主だったところに置く習慣があります。鏡が円形だったことから鏡餅と名が付けられたということです。初めてお正月を迎える赤ちゃんに、女の子には羽子板を、男の子には破魔弓の飾りを、赤ちゃんの親戚や祖父母、友人などが贈ってお祝いをします。女の子の赤ちゃんに贈る羽子板のいわれは、子供の病気の原因となる蚊をとんぼが食べてくれるようにと祈願し、とんぼに似せた羽根を打つ羽根突きが広まり、子供が生まれると、いわゆる邪気をはね(羽根)のける子供になるようにと羽子板に託したと言われています。男の子の赤ちゃんに贈る破魔弓は、弓の的が「はま」と呼ばれていて、そこから「破魔」を当て字として、生まれた男の子の出生と健康を祝い託したものだと言われています。子供達は宝物、日本人は日本人らしく、育ててあげましょう。