カテゴリ:奈良の社寺
GWの1日、大阪と奈良の境、生駒の山を歩く。
今回はその中の宝山寺について 近鉄奈良線の生駒で下車。駅からケーブルカーで宝山寺で下車 ![]() 宝山寺の駅からの景色。宝山寺は生駒山の中腹にあって見晴らしがいい ![]() 寄進の灯篭の参道 宝山寺は「生駒の聖天さん」として特に大阪の人の信仰を集めた。「集めた」と過去形で書いたが、現在は嘗て、明治から昭和半ばぐらい、ほどの賑わいはない。本尊が不動明王なので特に商売人の信仰は今でも篤い。 僕のひいお婆さんは毎月一日はここにお参りに来ていたそうだ。大正、昭和初期の話である。当時、水商売をしていたので、そんな商売人にとってはここは商売繁盛の祈願とちょっと遠出の観光を兼ねた場所だったのだろうと思う。 ![]() 山の中に立派なお堂が立体的に並ぶ。 江戸時代初期に幕府によって整備され、現在の姿になったようだ。 開山は奈良期に役行者によって開かれた修験の山だったらしい。 ![]() 本堂の後背の般若窟の岩壁が修験の山だったことを思わせる。 ![]() 本堂の裏から奥の院へ行く道が続く。途中、湧き水「延命水」が湧く。 生駒は案外知られていないが湧き水が豊富でうまい。六甲と同じ花崗岩の山なので水がまろやかなのだろう。 ![]() 杉木立の道を登ったところに開山堂。丁度、新緑が爽やかできれいだ。 眺めのいい景色、立派な堂字、般若窟の岩壁、杉木立の道、湧き水・・・、なかなか見所の多いお寺なのだ。それにここはいわゆる拝観料、入山料がない。寄進でなりっているということだろうか。 ![]() これは門前町の旅館街。嘗ては参拝客で賑わっただろうが、今はどう見ても繁盛とは言えないし、観光でこの当りで宿泊した、という話も聞かない。 でも、なかなかな門前町を形成している。別の顔を持つ門前町でもあるらしいのだが・・・人づてに聞いた話なので、その話は書かない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.23 14:17:59
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