なぜかホームスクール状態
今日も二人ともお休み。ボンは仕方ない。おたふくだから元気でも完治しないと行けない。でも花ちゃん、行こうと思ったら行けるんじゃない~?「頭痛い・・吐き気がする・・」でも熱は元からほとんどなかった。お医者はお腹の具合が悪いと言っていたから、本当に吐き気はするのだろう。ここしばらく顔色も悪かったし、少しずつ無理していたのかもしれない。しっかり治したほうがいいか。朝食は一応食べた。牛乳を控えるように言われたのでおにぎり。さてさて、9時前になるとボンがそわそわしだす。「もうすぐ一時間目が始まるよ。あと三分だ」二人で机にコラショを並べ、筆記具も揃えて、さあ勉強、の体制。はあ~?君たち、しんどかったら寝てたらいいのよ。しかし二人でいそいそとコラショのページを進める。私もつられて、いつもはしない丸付けをしてやる。「花ちゃん!チャレンジプラスの問題、難しいとすぐ回答見てるやろ!」証拠がありありだ。「え~・・見てないけど・・」言葉を濁してる。そんなんやったら応用編とってる意味ないやんか、と説教する。ボンも「とめ、ハネ、はらい」を細かくチェックして、つい熱が入る。おっとっと、二人は今日お休みしてるのに、なんだこのホームスクール状態は。二人はきっちり5分休憩を取って、二時間目を開始した。まじ~?3時間目あたりからダラけてくる。「読書の時間~♪」と本を読み始める。私もようやく洗濯物を干したり。花ちゃんにピアノを練習させて、また時間があるので細かいチェックを入れる。「お母さん、もうすぐ給食の準備しないと間に合わないよ」わたしは給食のおばさんも兼務ですか?ご飯を食べて、ダラダラ、ゴロゴロ。また「はきけする~」が始まる。三時半にお友達が連絡帳を届けてくれる。給食のパンも届いたので、大喜びでおやつとなる。しめしめと、私はお買い物に出る。帰ってきたら、キャアキャアとふざけてる。もう大丈夫ね。宿題もやって、ボンのピアノもやって、夕飯食べてお風呂入って。そしたら花ちゃんは「今はきそうになった~」と情けない顔で訴える。・・・-学校行きたくないのとちがう?-うーん、そうかも。-でも、明日は行きなさい。明日休んだら5日連続になって、余計イヤになる。行ってしんどくなったら帰ってきなさい。行ったら多分元気いっぱい帰ってくると思う。いつもそうだから。1,2年の時みたいにお友だちの中に入れずストレス抱えていたり、下校班のトラブルがあったりはしない。そういう時でさえ「学校行きたくない」とは言わなかったし。もう大丈夫なはず。先生もとても理解ある、良く見てくれてる先生だし、大丈夫だね、花ちゃん。花ちゃんのいつも目の下に隈のある不景気な顔立ちが、パっと輝く時が時々あるんだけど。それが何なのか、今ひとつつかめない。学校もそれなりに楽しそうだし。でも、いまだに家にいて私とべったりしていたい方が勝つのかなあ。たまに学校へ行かせず自宅でホームスクールしてる人がいるそうだが、子供の何もかも、勉強もスポーツも躾けも遊びもしょいこんで、毎日イライラしないのだろうか。こんなん一日で十分です。明日からボンと二人。これはこれで大変。「明日は3,4時間目図工だから、コラショの付録の万華鏡を作る」そうな。